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功夫茶

武術の練習はあせってもダメ。少しずつ毎日続けること。それが功夫。

昔、常松先生と練習後に中華料理屋に行ってご飯を食べた時の話し。

その店でとても美味しい烏龍茶を飲んだ。
いろんなところで烏龍茶を飲んでいるけれど、どこのものも似たりよったりで特別美味いと感じるお茶ではなかった。
それがこの店の烏龍茶は口に含むとほのかな甘味が感じられ、渋さもエグさもなくスッキリさっぱりしていてびっくりする程美味しかった。
美味しいからたくさん飲みたくなったけれど、この店の急須も茶碗もすごく小さくて、飲んでは注いで、飲んでは注いでって何度も何度もしなければならなかった。
「なんでこんな面倒くさいことしないとならないんですかね。大きい茶碗で出せばいいのに」
と僕が言ったら、
一緒にいた先生の友達の中国人の先生が
「これは功夫茶。少しずつ入れて、少しずつ飲む。こうすることでお茶がより美味しく飲めるんだよ。拳法も一緒でしょ?毎日少しずつ少しずつ練習してうまくなるでしょ?それが功夫。」
と教えてくれて、
「なるほど!」
と凄く納得しました。

*中国で先生の友達の映画監督(お金持ち)の家にお邪魔した時に超美味しい烏龍茶を飲ませてもらったけれど、やはり功夫茶でした。

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