頼朝の死_02 千葉純胤の時空移動
あっけらかんとしている常胤と師常を前に純胤は言葉を続ける。
「頼朝が落馬してそのまま寝込んでしまい、結局お亡くなりになってしまうんです」
「急っていや急な事なんで。まあ色々ばたばたと。嫡男の頼家が継ぎはしますけどね」
「話変わりますけど、やっぱりじいちゃんに似てますね。びっくりだ」
純胤はざっと話すと一息ついた。純胤の登場より頭の整理がようやく落ち着き始めたのか、師常が問い始めた。
「純胤と言ったな。貴方は未来から来たということか」
「そうです」
「歳は」
「