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6年ぶりの台湾

ここ1年は海外に行きやすい環境になったことにより、なぜか1年で3回も韓国に行っている。しかし他の国にも行きたいものだ。そこで、最近ある報道を耳にした。
「吉田一将投手、台湾の台鋼ホークスに移籍」
とのこと。吉田投手とは元JR東日本→オリックスの投手で、6月に鎌ヶ谷球場に行った記事でも名前を出したが、6月は登板を見ることができなかった。
また2軍の試合を観に行こうと思ったら、まさかの台湾に移籍。吉田投手の姿は気軽に観ることができなくなるのか…いや、台湾プロ野球を観に行けば良いのでは?少し調べると、観戦チケットも日本と比べ安く、楽しめそうだ。9月22日に高雄で実施の試合に照準を合わせ日程を組んだ。

2024.9.22(日)
成田920→桃園1210 (ジェットスター)
まずはジェットスターで台湾へ。今まで台湾は羽田深夜初のPeach深夜便でしか行ったことがなかった。しかし、羽田まで歩ける実家と違い、四街道から羽田深夜便はしんどい。
では朝に成田を出るLCCで行こうと思ったら意外と良い時間帯の便がない。韓国で活用したZIP AIRは就航しておらず、Peach・ジェットスター・タイガーエアも日本を朝に出る便はない。というか日本-台湾は羽田-松山のFSCが多く、もはや日本国内線のような扱い。
しかし、時刻表を見ていると神のような便を発見。成田9:20発、9月22日より運航とのこと。これは便利すぎる。運賃も片道1.5万円程度におさまり、ありがたく就航初日の便を活用させていただいた。

桃園空港1227→高鉄桃園1247(MRT)
まずはMRTで高速鉄道の駅へ。この路線は2017年の開業で、私が初めて台湾を訪れた2016年にはなかった路線。前回訪問の2018年にはありがたく活用している姿を私は動画として投稿しているが、今となってはMRTは当然のように存在し、なくてはならない存在として定着しているのを感じる。

桃園空港MRT

桃園1343→新左営1520(高鉄)
とりあえず野球の試合が開催される高雄へ移動。高雄は台湾南部の都市で、桃園からは300kmほど離れている。

新左営→高雄(メトロ・所要時間約10分)
高速鉄道の駅は高雄まで乗り入れていないので、メトロで高雄駅まで移動。さて目的地の野球場へ向かうぞというところだが、本日の台湾は大雨。実は桃園空港に着いた時点で雨天中止という情報が入っていた。しかし高雄の宿をとっていたため、とりあえず高雄まで来たということだ。

高雄駅

とりあえず宿にチェックイン。大雨なので正直出歩く気分にもならず、宿で休憩しつつ、雨が弱まった隙に散策。六合夜市を見学の後に、台湾南部にしかないハンバーガーチェーンであるダンダンバーガーを食べてみた。普通のハンバーガー屋だと、バーガー+ポテトの組み合わせが一般的だが、ここではポテトではなく麺線という郷土料理を食べられるのが特徴だ。しかしこの麺線、スープはとろみがあって熱く、暑い夏に食べるのはあまり向いていなかった。バーガーは大変おいしかった。
宿に戻ってからテレビをつけると、台北ドームでの野球中継が放映されており、周思斉選手の引退セレモニーを見ることができた。現地で野球観戦はできなかったものの、中継は見られたのでまあ良いだろう。

ダンダンバーガー

ウォーターマークホテル高雄泊 7549円

2024.9.23(月)
今夜の宿は台北にとってあるので一日かけて台北を目指す。高鉄(新幹線)で行けばあっという間だが、在来線の旅も楽しみたい。在来線特急で台北を目指すこととする。

高雄1005→嘉義1126(自強号)
在来線特急にあたる自強号を途中の嘉義で下車。ここは2014年(日本では2015年)に公開された映画「KANO」の聖地で、KANOとは嘉義農林高校が甲子園決勝に進出したエピソードの映画である。金足農業高校が2018年に決勝進出した際も、同じ農業系という繋がりで話題になった。
駅を降りてからは猛暑なのであまり歩く気にならず、徒歩20分くらいの場所にある記念碑だけ見に行った。途中、書店などに立ち寄り、台湾の店の雰囲気を味わった。

KANO

嘉義1321→松山1714(自強号)
駅に戻り、台北へ向かうことに。本当はもう一か所くらい途中下車したかったが、思った以上に台北が遠いことに気づき、一気に台北へ向かう。宿は台北の隣駅の松山に確保したので下車駅は松山。
また、嘉義駅では売店で台鉄弁当を購入。これは日本でいう駅弁で、台鉄の中でも主力事業扱いなのか、かなり宣伝を見かける。80元(360円)で肉や野菜がたくさん入った弁当をいただけるのでこれは最高。

台鉄弁当

南京三民→北門(メトロ)
宿にとりあえずチェックインし荷物を起き、台北周辺の散策へ。メトロの南京三民駅の方が宿に近いのでそちらを利用。台北駅に近い北門で下車。ここは日本で例えるなら東梅田駅のような立地だろうか。地下街の店舗を眺めながら台北駅へ散策した。

台北→忠孝復興→剣南路(メトロ)
続いて観覧車に乗りに行く。やはり観覧車は周囲の景色を一望できる良い施設だ。台北には観覧車は意外にも1ヶ所だけのようで、最寄りの剣南路駅へ。デパートの屋上に観覧車は設置されており、観覧車からは周囲の街並みと松山空港を眺めることができた。

観覧車

剣南路→南京復興→南京三民(メトロ)
意外と夜のメトロは混んでいて全然座れないので、観覧車から宿へ直通のバスがあることを発見し乗ろうとする。しかし、バスが2分ほど早発してしまい、目の前でバスを逃してしまう。乗れたらラッキーくらいに思っていたが、こうも目の前で逃すと悔しい。次は30分後なので大人しくメトロで戻る。メトロの本数は恐らく5分間隔ほどで、全然待たずに列車が来る。

せっかくなので台湾の飲食店で何か食べようと思い、宿の近くにある地元の食堂のような店、司機倶楽部で魯肉飯をいただいた。台鉄弁当でほぼ満腹の状態だったが、小サイズだと茶碗1杯くらいのサイズで手軽においしくいただくことができた。

シティスイーツ台湾南東泊 8414円

2024.9.24(火)
松山917→台北924(普通列車)
台北945→桃園空港1022(MRT)
最終日は日本に帰るのみ。昨晩、22時くらいまで外出していたので朝はゆっくり起きて空港へ。台北~空港間をMRTで乗るのは初かもしれない。かなり長い区間を高架で作られているのが新鮮。高架で山越えをしていくのが高速道路のような雰囲気。

桃園1310→成田1735 (ジェットスター)
空港には3時間前というかなり早い時間に着いたので、フードコートで昼食。おいしそうなので頼んだ焼きそばがかなりの大盛りで驚いた。
復路も今週から運行開始した、往路に乗った便利な時間帯の便の折り返し。夕方に成田に着くなら大変使いやすい。特に遅れることもなく成田に到着した。

久々の台湾、かなり楽しめたが前回の韓国と同じく日程が移動に割く時間が多くなってしまったのが心残り。今度は普通列車で台湾一周などやりたいところだ。

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