アニメーションによるユーザービリティ

アニメーションの目的とはなんだと思いますか?

「カッコよくする・使い心地をよくすること」が目的と思っている方もいらっしゃたりするかもしれません。その目的も間違いなくあります。ただ、個人的に特にアプリケーション開発で意識したいこととして

「Cognitive Loadを減らすこと」

があります。いきなり訳わからん横文字を使いやがってと思われたかもしれませんが、一応海外のUX界隈では少しくらいは?知られた用語みたいです(UX界隈詳しいわけではないので自信ない)。起源が誰かは不明ですがどうやら元は心理学用語だったものをニールセンがUX文脈に使い出したのがはしりっぽいですアニメーションがあることによって「自分の起こしたアクションがどんな変化を起こしたのか」を画面を見ているだけで把握することができます。これによってユーザは余計なエネルギーを使わずに、そのアプリケーションで達成したいゴールにフォーカスすることができます。

ただし、アニメーションは価値が定量化しづらいものではありますが、ちゃんと目的があります。「カッコよくする」ことが目的となっているのであれば実はそのアニメーションはいらないのかもしれません。いらないどころかユーザには嫌がられているかもしれません。そんなものを実現するために工数を頑張って割くのは悲しいし、そのアニメーションの難易度が高ければ「なんで俺はこんなものを作っているんだ…」とモチベが下がってしまうかもしれないので、目的はしっかり捉えていきましょう。

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