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命を燃やして生きるということ

最近、悩みを抱えた部活の後輩と話す機会があり、その悩みがまさに僕が昔出くわして乗り越えたことのある悩みだったので、せっかくなのでまとめておくことにします。

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10年ぶり3回目に、この漫画を読みました。

やたら熱量の高い漫画であることだけは覚えていました。
僕らが学生時代にラクロスに全てを賭けていた、あの感覚。

文字通り、命を削り「今日死んでも後悔はしない」生き方。
人生の全てをダンスに注ぐことを全く厭わない、16歳の少女の物語。

※完全に余談ですが、この漫画と東京事変の「閃光少女」は非常に親和性が高いと思っています。

焼き付いてよ、一瞬の光で
またとないいのちを
使い切っていくから
私は今しか知らない
貴方の今を閃きたい
これが最期だって光っていたい

僕が知ってる漫画の中で一番熱い漫画です。おススメします。

ここからが本題です。
久しぶりに「昴」を読んで、とある2つのブログが思い浮かびました。

1つ目はこれです。

私は『挑戦はいつでも出来る』というのは事実でないと思ってます。人の持つ「エネルギー量」は一生を通して同じではないからです。個体差は確かにありますが、エネルギー量は必ず時間と共に減っていくし、お金のように貯蓄できる性質のものでもないです。「生きる」ということはこのエネルギーを消耗していくプロセスと言えます。

人を巻き込んだり、ひとつの事に集中するには体力や気力も合わせたエネルギーが必要です。『( 知識 + 経験 )✕ エネルギー量 = 成果 』と言っても過言ではありません。

知識や経験があっても、エネルギーが枯渇してしまっていてはもう何かに挑戦しようとは思えなくなってしまいます。この「何かに挑戦できるエネルギーがまだ残ってる期間」を「人生の賞味期限」と私は呼んでいます。

2つ目はこのブログです(このブログは、上記のブログへの返答という形をとっています)。

不幸なことに人間とは多少の知性を持ってしまっているがゆえに、人生のどっかで自分の馬鹿さ加減にいずれ気づいてしまう。それに気づいてしまうまでが、「人生の賞味期限」ということだろう。そうなってしまうと、どうモチベーションを維持するかというのが大きな問題になる。
 <略>
ま、とりあえず、賞味期限の切れた人間をなめるなということです。というより、挑戦をできるかできないかでいえば、人間は賞味期限が切れることはない。無駄な挑戦ができなくなるというだけの話です。
・・・
無理なことに突撃はできなくなっても、この世を変える可能性が見えたとき、それはなかなか起こらないことだけれども、そのときはまた理想のためにひと肌ぬぐ。人間とはそういうものではないでしょうか。

どちらのブログもすごく面白いので、読んだことのない方は是非。

詳しくは内容を見て欲しいのですが、簡単に僕が理解した要点をまとめてみました。

・無知で、恐れを知らず、失うものが無い or 失っても良いと思っているときに、人は迷うことなく無限のエネルギーを「夢」に注ぐことができる。
・しかし、人は成長するにしたがって、知識が増え、不安が増え、失いたくないものが少しづつ増えていく。
・それがある臨界点を超えたとき、全てのエネルギーを夢に注ぐことは出来なくなる(=人生の賞味期限)。同時に、自己肯定感が下がるという体験が発生する。
・しかし、人生とは概ねそういうもので、そうなってからの人生の方がずっと長い。そこから先は、無数の要素のバランスを取り、環境や周りの人に影響を受け、自分自身の弱さと向き合い、勇気を振り絞って一つ一つの決断をしていく。
・だから、全てのエネルギーを夢に注げないことを嘆く必要は無い。どうやって高いレベルでバランスを取るのか、が重要になる。

ということだと思う。

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ぼくは、大学を卒業してからしばらく、昴のような人生に憧れている時期がありました。コンプレックスと言っても良いと思う。

「なんで俺はそういう生き方をできないんだろう?」
「なんで、昔持っていた”純粋な情熱”を今は持てていないんだろう?」
って。

でも、あるときふと気づいたのです。
「あれ?ってかそもそもそういう風に生きてる人って、ほとんどいなくね?」って。
そんな人、ごく一握りなんです。

無理やりにそれを追い求めるよりも、迷いや不安、人との関係性、大事にしたいもの・失いたくないもの、うっすらと残っている自身の野望と未来、そんなものをまるごと抱えたまま前に進むことの方がずっと尊い。

そう思い始めてから、ずいぶんと人生が楽になりました。

そんな中、4年ちょっと前に↑のブログを読んで、いろいろなものがスッと腹落ちしました。

本当に月並みだけど、今までの経験や周囲の評価に惑わされずに、
「自分の本当の願い」をちゃんと見つけて、
それに正直に生きていくことが何より大切なんだと思います。

難しいのは、この「自分の本当の願い」ってやつが、どういうレイヤーにあって、どんな抽象度で、あり方なのか結果なのかプロセスなのかとか含めて、個人によって全く異なることです。非常に一般化しづらい。

なので、いろいろな壁当てや、思考の整理、自分の感情のセンシングを重ねて、焦らずに見つけて欲しいなと思います。

ただ、難しいのは。
僕ら人間は、そういう「愚かな挑戦」をかっこいいと思ってしまうんですよね。このあたり、次回書こうと思います。

<良かったら他のポストもお読みください>

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株式会社ORSO 取締役副社長 / 一般社団法人 日本ラクロス協会理事 / マーケティング準備委員会 委員長/ 千葉大学男子ラクロス部 General Manager / (元東京大学ラクロス部男子 Coach, General Manager)