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カリギュラ効果

カリギュラ効果とは、ダメと言われるとかえって興味をかきたてられ、逆の行動に走っていまうという心理現象。

この言葉かなり後にできたそうだが、この効果の有効性は昔からわかっていたのかもしれない。

「鶴の恩返し」や「浦島太郎」がどの代表といえる昔話ではないだろうか。

「着物を織っているときは絶対に開けないでください。」

「玉手箱を絶対に開けてはなりません。」

そういわれた人たちの行動はカリギュラ効果の典型例だ。

カリギュラ効果はビジネスの世界でも幅広く使われている。

例えば、「心臓の弱い方は、この映画を見ないでください。」
一見親切なキャッチコピーだが、受け取る側は「恐怖を体験したい。」、「どのくらい怖いか気になる」という視聴意欲を掻き立てる抜群の宣伝効果を発揮する。

よし、これを学校で試してみよう!!

「みんな、勉強はしなくていいよ。」

・・・。

生徒は素直に受け入れ、勉強しなかった。

なぜ勉強だけは効果がないのか・・・・。

そうか、肝心なことを忘れていた。

カリギュラ効果は、それができない状態にしなければ効果は発揮しない。

「勉強をしなくていいよ。」といった後に、授業を始めている。

しまった・・・。本末転倒だった。

もし「学ぶ」という行為が罪となる法律ができてしまったら、ほとんどの人が学びたくて、勉強したくて仕方ない世界が来るのかな???



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