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これからのキャリアを考える大前提

キャリアを考える王道は、自分の「好き」と「得意」と「強み」を考えること。

自己分析の本にはだいたいそう書いてあって、それぞれを導き出すために大量のワークが添えられています。

でも、回答するのに困った質問ってありませんか?

・幼少期にどんなことに興味を持っていましたか?
・これまでにどんなことで褒められましたか?
・何をしているときが幸せですか?
・どんなときにやりがいを感じますか?
・あなたの長所はどんなところですか?

シランガナ…

そもそも幼少期のこととかほとんど覚えてないですし、当時興味を持ってたこととかその理由なんて、いま何となく持っている答えに寄せちゃうよ…なんてことも。

「やりがいとか長所もそれがわかんないから自己分析やってるんですけど…」って感じる人もいるはずです。

ぼく自身これといった強みや得意なことがなく、この手の自己分析では答えが見つからず、かなりの期間キャリアに悩み続けていました。

ですが、とある考え方をしたことで、自分のワイフワークとも呼べるものが見つかり、いまは毎日楽しく仕事をしています。

今回はそのさわりの部分をご紹介したいと思います!

キャリアの大前提①仕事は必要に応じて変わるもの

最近では転職も一般的になりましたが、未だに1つの会社・1つの仕事で長く勤めるというのが主流です。

もちろんそれで自分が満たされていればOKなのですが、大AI時代で働き方も大きく変わろうとしています。

時代の流れも早く、ほんとあっという間にいろんなことが変わっていきます。

そんな世の中なので、キャリアは頻繁に変わるもの・変わっていいものと考えましょう。

LinkedInの調査では、日本の勤続年数は平均12.1年であるのに対して、アメリカでは4.1年という結果が出ています。

数年に1回のキャリアチェンジというのは決して多すぎる訳ではないんです。

ぼく自身、会社員として不動産営業を3年した後、Webライターとして独立。

約2年半のライター経験を経て、現在はマーケティングや地方創生の事業をしています。

キャリアの大前提②ワークライフバランスという言葉は嘘

キャリアを考えるうえで、ワークライフバランスを大切にしたいと言う人が多いですが、ワークライフバランスという言葉に違和感はありませんか?

なぜ「仕事」と「生活」が同列に語られているのか。

仕事って生活を良くするための「手段」なので、生活と同列じゃないはずなんです。

あくまでも生活のなかの一部ですね。

なので、仕事と生活のバランスではなく「どの仕事を選べば満足できる生活を送れるのか」を考える必要があります。

では、これらの大前提を踏まえて、具体的なキャリアの考え方を見ていきましょう。

キャリアはbeingから考える

キャリアを考えるうえで、よくある悩みが「自分のやりたいことがわからない」です。

仕事選びの選択肢が多すぎる現代において当然かなと思います。

ぼく自身「自分が本当にやりたいことってなんだろう…」とかなりの時間を費やして考えていましたが、これといった結論には至りませんでした。

ではどうすればいいのか。

それは「being(どうありたいか)」から考えること。

コーチングやカウンセリングの場では、よくbeing・doing・havingという問いがあります。

・being:どうありたいか
・doing:どうしたいか、どうするべきか、何をしてきたか
・having:何を持っているか、何が必要か

図にするとこんな感じです。

先程、仕事は生活を良くするためのものとお伝えしました。

つまり、自分がどうありたいか、どんな生活を送りたいかというbeingがなければ、仕事は選べないはずなんです。

「自分は何をしたいんだろう」と、doingばかり考えるのではなく、上位概念のbeingに着目しましょう。

とはいえ、こういう話しをすると「自分はありたい姿もなく、自堕落に生活したい」という人もいます。

大丈夫です、自堕落に生活したいというのも大切なbeingです。

そこから逆算して、やるべくことを考えてみましょう。

例えばですが、

・being:何にも縛られず自堕落な生活がしたい
・doing:最低限生きるための収入を得たい
・having:不労所得の元となるブログやYouTubeが必要

こんな結果になるかもしれません。

ちょっと極端な例でしたが、自分のbeingからdoing、havingに落とし込んでみましょう。

beingの考えからなどは、またどこかで共有できればなと思っています。

※補足
ちなみに、世の中には「to do型」の人も存在します。

to do型とは、「何をしたいか」に重きを置く人です。スポーツ選手やアーティストなどが代表的ですね。

とはいえかなり稀なタイプ。99%はbeing型とも言われています。

to do 型は誰に何も言われずとも、自分を突き動かす信念があります。

なので多くの場合「自分は何をしたいのか」と悩んでいる人はbeing型のはずです。

「心からやりたいこと」を延々と探すのではなく、「ありたい姿」を実現できる仕事を選びましょう。

beingが変わるときもある

自分のbeingが明確になれば、次第に仕事(being達成の手段)も見えてきます。

ここまで来るとかなり見える世界が変わってくるのではないかと個人的に思っています。

なぜなら、仕事が「お金を稼ぐためにこなすこと」から「自分の理想を叶えるためにやること」に変わるからです。

飯を食うための仕事「ライスワーク」から理想を叶えるための仕事「ライフワーク」に変化する瞬間ですね。

ただし、ライフワークが決まればあとは安泰かというとそういう訳ではありません。

なぜなら、ライフステージによってbeingが変わるときもあるからです。

例えばですが、「子どもの成長を近くで見守りながら仕事をする」というbeingがあったとしても、子どもが成長して独立したら状況が変わってきますよね。

ぼく自身も「時間と場所に縛られずに働きたい」というbeingを掲げてWebライターの仕事を始めましたが、その目標を達成した後に、beingが変わりました。

もちろん人生をかけて成し遂げる超絶崇高なbeingを掲げられれば話は別ですが、そこまでの理想をイメージできる人は多くありません。

なので、短期的なbeingでもOKです。

まずはいまイメージできることをもとに考えてみましょう。

※補足
「beingとはコンフォートゾーンである」という考え方もできます。

コンフォートゾーンとは「ストレスのない居心地の良い環境や精神状態のこと」です。

人の価値観や快適だと思う状況は徐々に変化していくので、自分のコンフォートゾーンも変わっていきます。

なので、より快適に生きるには改めてコンフォートゾーンを目指す必要があるんです。

コンフォートゾーンの変化がキャリアを見直すタイミングと考えましょう。

コンフォートゾーンの考え方は、以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。

積極的に努力しているのは意識低い系だった

まとめ

・仕事は頻繁に変えてOK
・仕事は生活を良くする「手段」
・ありたい姿(being)から仕事(doing)を考える
・ありたい姿(being)が変わったときがキャリアを見直すタイミング

まずは自分は「どうありたいか」をリラックスしながら考えてみましょう。

beingを探すワークなどは追々共有できればと思います。

ではでは。

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