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ようわからない。

ようわからない。でも、まあいいか。

土曜日。最近週末が辛い。6月に入り、コロナの感染者数も減ってきたのもあり、規制が緩くなり、どんどんいろんなものがオープンし始めた。カフェにも、コロナテストを受けなくても座れるし、ボルダリングジムも空いている。

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1年間、アパートに引きこもりだったのが、急に全てがオープンになってきて、いっきにやりたいこと、できることが増えて、夏でお天気もよくて、「ああ、なんかやらなければ」なんて変なプレッシャーに押しつぶされる週末。結局なにもできず、家で脳内爆発を起こしてベッドで寝込んでた。

別にやりたいことがないわけではない。やりたいことはありすぎるほどある。ただ、ベクトルがあまりにもいろんな方向をむきすぎて、打ち消しあっちゃてる状態なのである。

「週末に、しかも夏に、家にこもっているなんて、なんて悲しい大人なんだ。」そんなふうにため息ついては、過去のトラウマを引っ張り出してきては悲しみに浸る。この世に存在しててもいいですか?空気を吸うのも申し訳なくなってくる。誰に対して申し訳ないのか。それも、ようわからない。

こんなモチベーションも、なにもわかない日は、とりあえず何かを言葉にしたら少しでも生きる気力が湧いてこないかな。そんなふうに思いながら、今パソコンを開いている。だから、もし万が一これを読んる人がいたら、少し付き合ってください。

最近、YoutubeのJazz系チャンネルにハマっている。とくに、ピアノ。小さい頃習っていたピアノだが、中学生の頃、引っ越した際にピアノと別れを告げてから久しく音楽には全く興味のない生活を送ってきた。社会人になって、やっとまあまあ生活できるお金がもらえるようになったから、電子ピアノでも買おうかしら。そんなことを思いながらも、高価な買い物が苦手なわたしはなかなか注文までたどり着けない。そんなふうに、自己投資のためにお金を使えない自分が、いやで仕方ない。いつからこんなにケチになってしまったのか。

音楽といえば、「好きな音楽はなに?」そんな何気ない質問がわたしは嫌いで仕方ない。出会い系アプリで、Spotifyのアカウントを紐づけている人、すごいと思う。音楽のテイストって、個人的にすごくIntimateなトピックで、あまり人に話せない。そもそも、自分でも自分の好みすらわかっているのか。この街といえばテクノ。音楽。音楽がわからないとかいったら、どこかの誰かに殺されるだろうな。なぜこの街にいるんだろう。

コロナで、クラブもバーもレイブもフェスも全部閉まっちゃって、キャンセルになってしまって、みんな悲しんでたけど、わたしはそんな状態にどこか内心ほっとしていた。そんなクールじゃないし、音楽わからないし。ついていけなさそうだし。別についていけなくてもいいじゃない。人の不幸にほっとしているあんた、最低!って内心内心に向かって内心で叫んでる。

クールじゃないし、でもオタクにもなれない。クールは無理でも、オタクになりたかった。無理だった。いつも中途半端。なんでもない。べつに、なににならなくてもいいのだろうけどね。目立ちたくない、すーーと背景に消えていなくなりたい、って思うと同時に、やっぱり何かになりたいって思っちゃうのも、自分を思いっきりビンタしたくなっちゃう理由のひとつ。

今朝はYoutubeでAGTのクリップを見て号泣した。

AGTなんてなぜ見ている。まあいいのだ。こんなふうに、わたしも人のこころをちょっとでもジーンとさせたいな、一度でも。最近はなぜか涙脆い。なぜか、ようわからない。いつまで、ようわかならいと言いつづけるのだ、わたしは。

自転車が欲しい。ちゃんとしたやつ。少なくとも11ギアがある、クロスバイク。重すぎないやつ。贅沢だ。電車に持ち込むときに、こないだぎっくり腰になりかけた。まだ20代なのに。ばばあである。ピカピカだと秒で盗まれるから、いい感じにボロさをだしている中古はみつからんか。見つからないのだ。これはFacebookまたはeBay(メルカリドイツ版みたいなやつ)を見張るか。なぜこんなに自転車を買うのが難しいのか私には理解できない。

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今乗っているオンボロ自転車は、10ユーロで唯一といってもいいほどの幼なじみから譲り受けた。彼女は、わたしが12歳のときのルームメイトS。2年くらい一緒だった。27歳にして15年ぶりの再会である。この街に引っ越してきたとき、彼女が徒歩10分圏内に住んでいることを知った。知ってる人がいる!そんなワクワクは一瞬で過ぎ去り、彼女はストックホルムに引っ越して行った。結婚していた。人々の移り変わりが激しいのは、どこの大都市も同じなのかな。

幼なじみといえば、最近「過去の人」との出会いが多い。この間、ふとしたきっかけでもう一人の幼なじみLと再会した。わたしには幼なじみと呼べる人がほとんどいない。彼女とは、13歳のときに知り合った。SもLもわたしも、共通しているのは、どこにも根をはれないところだろうか。いい意味でも悪い意味でも。(ベッドには根をはれるわたしは違うか)「移り変わる人」その群れをなす一人。「会おうね」なんて予定を立てようとするが、この1年で「予定のたてかた」ってものを忘れてしまったらしい。

彼女から、共通の友人の結婚式の話を聞いた。結婚か。最近まわりがどんどん結婚していく。同性婚。イギリスでは合法だから。Lも同性愛者だから、ジェンダーやセクシュアリティの話は話題に上がることが多い。わたしも、正直ようわからない。最近いろいろわからない。物理的現在地もここ数年流動的だったけど、いろいろと価値観も脳内の既存概念とかもう全てがBig Blurです。ぷっはー。何を書いてんだか。こんなの誰も読まないし、大丈夫。

人の出会いといえば、出会い系アプリ。コロナ中、もは趣味などの場を通して人に会うことすらできなくなり、友達づくりもできなくなったので、たくさん出会い系アプリに登録した。出会い系アプリといっても、友達機能というものがあって、ふつうにいい人にたくさん出会った。出会い系アプリへの変な偏見みたいなのもなくなった。普段自分から声かけないようなひとと出会えたりして面白かった。自己紹介するたびに、自己紹介の仕方を変えるのも楽しかった。あ、こんな自己紹介もありか、みたいな。ひとって、コンテクストでずいぶんと多様な見方ができるななんて。まあ、自分や家族のことをそんな寛容な見方で見れたらいいのになあ。ああ、わからない。

ここまで、書き出してすっきりした。なぜかは、ようわかならない。これを公開する意味は全くないと思うし、ちょっとプライベートめだから気がひけるけど、まあせっかく書いたしいいか。

おお、深夜を超えてしまった。寝られるかしら。

今日はにんじんを食べすぎた。カフェインも取りすぎた。旅行中で留守のフラットメイトの食料も盗んでしまった。少し反省。





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