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「人の話を聞きなさい」

明日は私の誕生日。
そしてその誕生日が過ぎるのを待って昨年の翌朝4時ころ、
母は息を引き取りました。

それからおよそ1年が過ぎようとして今朝、母が初めて夢に出てきた。

何をかあって、僕はようやく作品を発表する場が得られたことを母に伝えよう
と話始めると同時に、母も僕に何か話してくれていた。
作品の完成を伝えたい、という想いで話し続けた。昨年書かせてもらった
書籍の完成を見てもらえなかったことが背景にあるのかもしれない。

そうして母が「人の話を聞きなさい」
と嗜め、僕の耳を引っ張ったところで目が覚めた。
子供の頃、母にしてもらう耳掃除の時間がなんとも言えず安心した。
耳掃除をもう一度してもらいたい、と思って再び寝ようとしたのだけれど、

不思議なくらいに健やかな目覚めで夢の続きを見ることは叶わなかった。
けれどもそれでよい、今や僕は親だから。

「人の話を聞きなさい」

これからの指針。

もしかしたら僕が話し続けた時に母が話してくれていたことが
とても大切なことだったのかもしれない。人の話を聞くことで始まる。
ライターの頃、していた作業。花屋さんのころ、していた作業。
改めて人の話を聞くことを心がけよう。

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ありがたくいただき、世界のどこかにタネを撒こうと思います。