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花屋とお客さんの関係性をいけばなで前進させる、みたいなイメージです。

今週末7月7日は外苑前VOICEで都合3度目となるいけばな会を行います。

いけばなは自らを媒介とした土地や風土の表現という側面を持っています。限られた土地の花をいけることで、いっそうその地に対する理解が深まります。環境に適応した植物の姿ありようというのは、いわば土地の記憶であり、表現そのもの。

ふと、この土地-植物-いけ手という関係性を、花屋-商品(主に花)-お客さんに置き換えると、花屋とお客さんの関係性がいっそう素敵になるんじゃなかろうかと思いまして。お客さんは日頃店に並んだ花、その一端に触れながら店主の意図や傾向に触れることができますし、店主はいけるお客さんの姿から趣向を垣間見れます。結果として先々のオーダーに際してよりフィットしたかたちが期待できる、的な。

これは花卉業界はもとより、花が好きな人にIKEBANA を積極的に活用してもらうためのちょっとした試みでして、VOICE 店主香内君の理解あっての例会です。今後は全国津々浦々(あわよくば世界各地で)、いろんな花屋さんでいけばな会をやりたいと思っています。本当のところいえばもっともっともっともっと、花屋さんにいけばなの魅力を知って欲しい。そしていけばなの思考法、花の捉え方を日頃のクリエイションにいかしてもらいたい、そういった機会が増えることで、いけばなが将来につながる可能性が少しでも上がる気がしているから。

あぁ、とは言えVOICEで行う会は決してかたくるしいものではありません。花に向き合うためにちょっとばかり頭を使っていただきますけれども。もちろん、花屋VOICE を知らなかった、なんて方のご参加もお待ちしています。花を学ぶチャンスは誰に対してもオープンに用意されています。

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7/7(日)10:30〜 13:30〜
場所: VOICE (渋谷区神宮前3-7-11 JINGUMAE HOUSE 1F)
いけばなWS 6500円(花材代込み)
申込み→Tumbler&FLOWERS
info@tumblerandflowers.com

ありがたくいただき、世界のどこかにタネを撒こうと思います。