The Tower:塔
見た感じ随分恐ろしげなカードです。背景は黒。そしてそこに描かれているのは、落雷、火災、人々の墜落、王冠の崩壊。
いずれも避けたいものですが、あくまで主役は「塔」です。災難が続くというべきか、それでも立っているというべきか。
冠を落としそうなところは、この権威が失われることも意味していましょう。いえ、正確には「失われようとしているかもしれない」というべきしょう。完全に落ちてしまっているわけではないことにも留意する必要があると思われます。
ここでの人々も、いわば「落ちている途中」なのですから、「これからどうすべきか、まだ命運は決定されていない」と考えることも可能でしょう。
そして、なぜこのような、いわば「怒り」なのか。なぜこのようになってしまったのか、そのようなことを考えるきっかけを作るカードなのかもしれません。
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