カヤックに乗る、逆境を乗り越える。
自然環境リテラシー学 参加コース:熊野海道 参加日:9月3日・4日・5日
はじめに
こんにちは、ワティーです。今回の実習では熊野海道をシーカヤックで移動しながら2泊3日のツーリングをしました。天候に恵まれなかったけれど、リーダーやインストラクターの方々の適切な判断により無事2泊3日の実習を行うことができました。
1日目
鳥羽市に大雨警報が発令されている中、僕達の実習は始まりました。
本来はカヤックを漕いで他の浜まで行き,そこでテント泊をする予定でした。
ですが、雨が降ったりやんだりして不安定な天候が続いていたので予定を変更して三重大学の水産実験所の近くでテント泊をすることになりました。
なんとかテントを建て終え、雨も落ち着いてきたのでカヤックに乗ることができました。
2日目
2日目は1日目とは違い、良い天気でした。
荷物をパッキングする時に荷物を詰めた袋をハッチに入れるのではなく、袋をハッチに入れてから荷物を詰めていくとスムーズにできました。
パッキングをする時に軽いものを体から離し、重いものを体の近くにすると重心が一点に集中してカヤックを操縦しやすくなるそうです。
僕は適当にパッキングをしてしまったので2日目はカヤックを操縦しづらくなってしまい後悔しました。パッキングの重要さを学ぶことができる良い経験だったと思いました。
カヤックはやっぱり楽しいですね。漕ぐのは大変だけど、自然の美しさを近くで感じることができます。
途中で何回か休憩を挟みましたが、カヤックの楽しさより疲れが勝ってきました。
川はクネクネしていて、前にいる人もゴールも見えずだんだん精神的に辛くなっていきました。
1人で頑張ってカヤックを漕いでいると、友達が声をかけてくれました。カヤックを早く漕げる座り方を研究したり、カヤックから足を出してみたり、競争をしてみたり....
体力的にも精神的にも非常に辛い状況でしたが仲間の存在もあり、なんとか上陸するまで漕ぎきることができました。
上陸した時、今まで経験したことの無い達成感や感動を味わいました。
一生の思い出に残る1日になりました。
3日目
3日目は牽引をやってみることにしました。
何もすることなくカヤックが進んでいきます。
昨日の疲れもあり、牽引するのはとても大変でした。特に曲がるのが難しかったです。牽引しながらも笑顔を見せていた先輩の凄さを改めて感じました。全く前に進まなくなり振り返ってみると、僕は2人牽引していました。
3日目は午後からの天気があまり良くないという予報だったので宮川の方に進路を変更しました。
造船所があった所を通ったので貴重な光景を近距離で見ることができました。
波と同じ方向に進んだので昨日よりも楽にカヤックを漕いでいき、宮川の中洲に上陸しました。
ここはドイツのような風景だと海洋ジャーナリストの方が仰っていましたが僕はよくわかりませんでした。
最後の目的地に向かって漕いでいると横から波が来てなかなかまっすぐ進むことができませんでした。3日目は2日目の反省を生かしてパッキングをしたので、コントロールしやすく感じました。
宮川ラブリバー公園という所に上陸しました。
着いた時は疲れてるはずなのにカヤックが終わってしまう寂しさがありました。ですが、3日間最後までやりきったという達成感を味わいました。
まとめ
今回の実習は天候に左右されながらも臨機応変に対応し、自然を楽しむことが出来ました。途中で辛くなった時もあったけれど、仲間の大切さを知ることができました。最高の実習でした。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
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