2020年度マイベストボードゲーム

この記事は、某所で行われる予定の『2020年初めて遊んだベストゲームのランキング』の発表について寄稿する文章となっております。

関係者様方へ、下記文章からご接収ください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今年はコロナという特殊な状況で、自粛が最も騒がれた春先から初夏あたりは全くゲームをしていませんでした。

その間2、3ヶ月ほどだったと思うのですが騒がれる以前の1月2月ごろの記憶が数年前のような気がしてしまいましてあやふやでございますw

しかし一方で良作がとても多かった年でもありました。普段あまりゲームを買わない方だと思っていますが、今年はかなり消費に貢献してしまいましたw


【3位】『オフショア』

画像1

海上油田開発がテーマとなっていますが、これが良い意味での箱絵詐欺w  異論はあるでしょうがボクの中ではパーティーゲームのカテゴリに入っていますw

主に他プレイヤーひとりとタッグを組んで互いが持っている資金と技術を出しあって油田開発を行っていきます。

発掘イベントはバースト有りの袋引き。手番プレイヤーもパートナーも採掘された報酬を等しく最大数獲得できるため当事者たちは必死です。

そんな姿を周りの人間たちは冷ややかな視線を送りながらきっとこう思うのです。「あいつら失敗しないかなw」とw

「あいつ」ではなく「あいつら」なのです。この感覚が今までなかった!

これが成功したらパートナーとハイタッチしている姿を見て「あいつらいいなぁ」と羨ましい気持ちが沸々と沸き上がってくるのです。

喜怒哀楽、ここまで感情をストレートにむき出しにさせてくれるゲームも中々ないかなと思いました。

2点3点と頑張って積み重ねている横で15点とか20点とか取られてもニコニコできる度量のある人にオススメですw


【2位】『ブルータルキングダム(悪逆の限り)』

画像2

近年は誰でも遊びやすく、洗練されたゲームが手軽に手に入り遊べるとても良い時代になったと実感しています。

しかし、ここを見ている手練れの皆さんは自分では意識していない違和感を感じているのではないでしょうか。ちょっと手を胸に当てて考えてみてください。

本当は もっと直接攻撃がしたい!!

自分だけが使える「ボクが考えた最強のカード」を使いたい!

その願い叶えましょう!このゲームは「ラブレター」「操り人形」「王宮のささやき」辺りのタイトルが思い浮かびそうな大量の特殊カードを駆使して勝利点を獲得していきます。

ゲーム最大の醍醐味である抹殺ルールは対戦相手の得点をすべて無効にしてしまうので、ゲーム中は終始緊張感に満ち溢れています。

クセのあるルールに加え、カードの効果を全て把握しておくのが必須であるため入り口は狭いですが、プレイ時間20分ほどで濃密な時間を堪能できます。

数年前に赤いロゴのところがローカライズするとの噂があったようなのですがうやむやになっているようで、残念であります(´・д・`)


【1位】『ボルカルス』

画像3

2分間で話をまとめるのって難しいですよねw

他のレビューサイトでも言われていますが本当にドラマの登場人物になったような気分になります。没入感がスゴい。焦ります。所見では怪獣に勝つことはほぼ不可能でしょう。

しかしゲームに慣れてカードの構成やシステムの把握もできるようになったら人間側の方が有利になるようですね。このあたりは選択ルールのイベントカードがすべて怪獣側に有利になるカードで構成されているところから推測できます。

これだけのボリュームと満足感がありながら、慣れればプレイ時間1時間かからないで終わるというのも奇跡としか言いようがありません。

テラフォーミングマーズのときに感じた「システムとテーマの親和性にひとつの答えを出したゲーム」のひとつであると思っていますし、何よりボルカルスは「日本人にしか作れないゲームである」とも思えたエポック的作品なのではないでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?