義務はひとつだけ～マルクス・アウレリウス『自省録』～

お前の使命とは何か？善い人間になることだ

マルクス・アウレリウス『自省録』
ライアン・ホリデイ『ストア派哲学入門』

ゴンザロ「では、善い人間とは何か？
ストア哲学では『自然にしたがって生きる』とある。
では、『自然にしたがって生きる』とは？
人間として理性に従って生きるということだ」
ルーピン「我々にとって善い人間とはなんだろうか。

• 思考し続けること

• 行動し続けること

• 主体的に生きること

• 過去や未来ではなく今に集中すること

• 不動心を持つこと

ゴンザロ「思考し続けることは意思を持って生きること。
主体的に生きることもつながっている」
ルーピン「過去と未来は自分ではどうしようもない。
自分次第である今にのみ集中するのは道理だ。」
ゴンザロ「今までは自分主体での善い人間だ。
しかし人間は社会を形成する生き物というのもまた、
人間として自然に従った行動だ。
社会の中での善いに人間とは何だろうか」
ルーピン「大前提として、情動に流された生き方は理性的ではない。
他者への侵害や自分本位な生き方は、自分への尊厳を失う意味で、
善い人間とは言えないだろう」
ゴンザロ「そのあたりはソクラテス的な考えかただね：
ルーピン「もう少し話していたいが、ヘンリーが呼んでいる。
続きはまた今度にしようか」