【日記】ifじじい 2023.11.21
深夜に悪夢を見ていました。とち狂って夢日記をすぐさま認めている。ライク・ア・サルバトーレ・ダリ。
この時本当にオムナオトに感謝していました。彼だけが、異常な世界の中で唯一正常だった。
二年前くらいか、めちゃくちゃな生活をしてたとき、LSDというゲームの動画を見るのにはまっていて、寝る前に見ては毎回悪夢を見ていた。悪夢を見るのが嫌になってLSDを見るのをやめていたのだが、すっかりそんなことは忘れていた。たかだかゲームの映像を見ただけでそんなに意識するわけでもないのに毎回悪夢を見るのだから、不思議だ。
仕事が遅番だったので、朝早めに起きてコメダに行き優雅な朝を迎えようとしていたのだが、アラームを止めては眠りに落ちていた。悪夢のせいで、睡眠が浅かったためか、寝足りない感じがしたのだ。
アラームで阻害される質の悪い睡眠を取るだけ取って、仕事に行った。ばかなことをした。
職場で、煙たがられている人がいる。
なにかと文句をつけてきたり、発言がずれていたり、自分たちの業務を結果的に阻害してきたりなど、詳細は語れないしよく知りもしないが、なんとなくそこに淀みを読み取ることができた。
では僕が彼の肩を持つか、と言われればそんなことはない。
彼はトイレから出るときに手を洗わないし(何度か居合わせたことがあるが、なんの躊躇もなく洗わずに出ていった)、発言がむかつくのは僕も同意するところだった。
午後六時頃、僕が仕事をしていたら話し声が聞こえてくる。自分が如何に運動ができないか、といったことを職員に話している。話し相手にさせられている管理職の女性らは「そんなことないですよ」と言ったり、「私なんてこんなですよ」と返したりしている。
さっきまで職務上の文句を言っていたのに、変な感じだった。誰も彼のどうでもいい話なんて聞きたいわけがなかった。その自虐になんと答えればいいのか、慰めればいいのか、と思ったところで、僕も大体似たようなコミュニケーションをとってしまっていたなと気づいた。嫌な気づきだった。
僕もあんな風になるのかなと思わずにはいられない。自己を正しく回顧しないことには、きっとその予想は的中してしまうだろう。気が引き締まる。
自虐じじいは僕の未来の姿であるから、なんとか回避したい。杞憂ではない。簡単に彼になり得るのだ。この職場に来て、僕はしばしばそう思った。あんなじじいやこんなじじいになっちゃうんじゃないか、という危惧。
春に出てくる女性の背後に無言で立つ変質者や、レファレンスを酷使する作家気取りや、ゴシップの話しかしない耳の遠いじじいや、自虐するむかつくじじいのことを、他人とは思えないのだ。どれも僕のifなのだ。
TFT set10をやってたらこんな時間でした。すみません。
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