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カビンさんのタイプ分けと、カビンさんが生きやすくなる方法

この記事のテーマ
同じ過敏体質でも色々なタイプの方がいて、
良心的とは限らず、
特別視される程余計に生きにくくなる。


過敏体質の方は全体の2割と言われています。
 それは人間以外の種族でも同じで、
 
「群れに危険が迫った時、
最初に気付いて逃げ出し、
周囲の者もつられて逃げ出すことで、
群れ全体が逃げて助かる」
という、
種族を守り、存続するためにいる存在という説があります。
 
だから、人間の場合もカビンさんは種族を守り、継続するための存在。
 
それを知ったのは15年以上前。
 
そこから自分や自分の周囲の人を含め、
お仕事でもカビンさん達と接して来て思うのは、
 
同じカビンさんでも、
その過敏な性質で受け取った情報をどう受け取るかは、人それぞれ
だな~と言う事。
自分を守るための能力の筈なのに、過敏さにふりまわされて辛くなっている人もいます。
 
その中でも私が「辛いだろうな~」と思うのは、
「過敏だから辛い」のでは無くて、
「受け取り方や対応の問題で辛くなっている人」
です。
 
私は次のようにざっくり分類しています。

わたもり独自の過敏体質タイプ分け

<攻撃的否定タイプ>
「あ~!イヤだ!」「くさい!」「うるさい!」
「あなた今、私の事、絶対こう思ったでしょう?!」
「私は過敏体質なんだから〇〇してよ!」
等々、感じた瞬間に、光の速さで敵意を持つ人達。
過敏体質本が日本で初めて出版された頃は、
「カビンな過激派テロリスト」みたいな方、ネット上に本当に多かったです。
 
<悲劇のヒロインお姫様タイプ>

「私は過敏体質で、色々感じ取っちゃって辛いのに!どうして〇〇してくれないんですか?!」
「こんなに辛い(臭い、熱い、空気悪い、イヤな感じ等々)のに、どうしてわからないの?!」
「誰も私の事を理解してくれない!」
「私は何て孤独なの?!」
仮に理解しようとしても、「この辛さが判る訳ない!」とか、
「あなたが想像する以上に辛いのよ!」と謎のマウントを取る。
でも、自分で生きる工夫をするのは、
「何故辛い思いをしている私が頑張らなきゃいけないの?!納得できない!」
と、ずっと悲劇のヒロインでいたがる。
 
<良心的がまんタイプ>
(…あ、いやだな・・・。でも、私だけかも・・・)
(うっ・・・、香水の匂いキツイな。今は動けないから我慢するしかないか・・・。ツライけど・・・)
…と、感じても、イヤだと思っても表に出さないタイプ。
そして、人知れず具合悪くなって倒れたりしている事もある。
理由を説明したくても、周囲の人を悪く言うのは申し訳ないから言えない。
 
<特別な自分に酔うナルシストタイプ>
「いや、オレ、ちょっと人と違うからさ」
「ああ、いいの、いいの!どうせ判らないと思うから!」
「しょうがないんだよ、オレ、ちょ~っと、普通の人とは違うからさ…フッ」(2回言った)
※女性バージョンは省略します。ウザいから。
 
<理由も判らずパニックタイプ>
よく判らないけど、何故かツライ。
何かに攻撃されているような感じや、音、光、匂いなど、色々なものが迫って来るように感じるけど、
自分だけがそう思うのか?
自分がおかしいからなのか?
他の人は感じても平気なのか?
訳が判らず毎日混乱していて、日々、半分パニック状態で生きている。
 
<冷静分析タイプ>
周囲で起きた事を敏感には感じとっても
(あ、今こうなんだな。じゃあ、私はこうした方が良いな)
と、状況を把握したら、あわてず騒がず、さりげなく行動できる。
 
<他者も同じように感じていると思い込んでいるタイプ>
一見普通だったり、良い人だとしても、自分がカビンだという自覚がなく、自分が感じている事は、他の人も同じように感じていると思い込んでいる人。
周囲の人が判らないと、「何で判らないの?」となり、自分が特殊では無く、「相手が気付いていないだけ」「理解できていないだけ」と思い、親切に説明したり、「ほら!あそこに見えるでしょ!」と相手が判ったと言うまで説明する人。
「俺様」気味だけど、親切ではある人。
過敏な自覚がない場合もあります。(←昔の私はこれ)

「今の」私の場合

<これが私の普通だから大騒ぎしないタイプ>
「自分は超過敏だから色々感じるのが当たり前で、でも、周囲の人もそうとは限らないから大騒ぎしないでおこう。だって、これが私の普通だから」
対処法を意識しなくても、自然に楽になる行動を選べます。
かえって、過敏なのが当たり前すぎて、非カビンさんは感じ取れていないかもしれないと忘れがち(^^ゞ
 
私がここに至るには本当に長い時間がかかりました。
 
自分がどういう人かもよく判っていない子どもの頃は、よく判らない事で具合が悪くなったり、気持ち悪くなったり吐いたりしていたから、「扱いにくい子」扱いされていました。
 
他の人は自分のように感じていないと判っていませんでした。
 
自分の過敏さとうまく付き合えている今は、私が色々な音や匂いなどで不快な思いをしていても、それをわざわざ言って、周囲の人に嫌な思いをさせる必要は無いと思います。
 
というか、そういう人になりたくない。
 
カビンか過敏じゃないかは関係なく、どういう人間性かの問題だと思うので、
 「私は過敏なんだから〇〇してよ!」
的な人にはなりたくないな。
 
・・・と、ここまでお読みいただいたら、気付いたかもしれません。
 
「カビンかどうかじゃなくて、性格や人柄の問題だよね」って。
 
今は過敏体質が広く知られはじめて、「そういう人もいるらしい」くらいの認識になってきたけど、
どちらかというと、「特別扱い枠」な感じ。
 
それって、余計にカビンさんを生きにくくするだけだと感じます。
 
だって、過敏じゃない人達も、意識する・しないは別として、その人なりの生き方の工夫はしているだろうと思うからです。
 
自分の性質を理解して、分析して、対処法を身に着けると、「これが私の普通の状態」と思えるようになり、過敏体質でも生きるのは本当に楽になります。
そしてそれは、特別な事じゃなく、生きるために当たり前の事だと私は思うのです。

過敏な方も、過敏じゃない方も、これをお読みのあなたが自分に合った生き方を理解して、身に着けて、楽で健康で幸せで自由に生きて行けると良いですね。
 
私はそう思って、日々、カウンセラーをやっているのです。

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