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カビンさんとガサツさ(約1,212文字無料)

この記事のテーマ
過敏だから色々なことに気付くけれど、何でもやってあげなきゃいけない義務はないし、過敏体質とガサツかマメで丁寧かは関係ない。
 
本文中より
過敏で、気付きすぎて疲れている人に届くと良いな。

「あんたのどこがカビンなの?!」
と、言われたこと、ないですか?
 
「カビンさん」でも、「カビンかもさん」でも。
 
私は何度もあります。
たまにキレ気味に。
 
でも、ブブー。
残念でした。
 
カビンさんはいろんなことを過敏に感じ取っちゃうだけで、
マメで、親切で、丁寧とは限らないのです。
 
ましてや、召使いや奴隷でもないので、
気付いたからと言って、
相手に何かをしてあげなきゃいけない義務はありません。←これ重要
 
良心的だからって、全ての人に24時間良い人として接すると思ったら大間違いです。
 
カビン体質本に「過敏体質の人は良心的」とあるから勘違いしている人が多いのかな?
 
カウンセリングにいらしたクライアント様でも、
「私はガサツだから過敏とは言えないかも…」
「良心的じゃないし…」
という方、意外と多いのですが、
 
そういう私も実は、
少し前まで区別がついていませんでした。
 
超過敏体質だけど、
良い人かどうかと、
やる義務があるかどうかが判ってなかった。
 
気づいたら、普通に、光の速さで「やってあげなきゃ!」ってなってた。
それが私にとっての普通の行動で、どうやら親譲りの性質。
過敏だからと言う訳ではないかも。
 
カビンさんは、
周囲の音や匂い、光、感情等を敏感に感じ取る事はありますが、
それにどう反応し、対応するかは千差万別だと思います。
 
反応で言うと、
・気付いても知らないふりする人
・気になって気になって仕方なくて顔に出ちゃう人
・キーキー大騒ぎする人
他にも色々。
 
私は過去に、身近にいた人から、
「お前はあれもしてくれないし、これもしてくれないし、お前のどこがカビンなんだ!!」
と、罵られた事があるのですが、
 
「私はあなたのママじゃない」
と、思いながら聞いていました。
 
仮に、ママだとしても「良い年をした大人なんだから自分でやれ!」って感じですし、
 
「気付いたんならやってくれて当たり前だと思うなよ!」です。
 
相手の希望や要望に応えられなかったのかもしれないけど、
 
感じ取ったり、
察したからって、
絶対に対応してあげなきゃいけないってルールはないと思うのです。
 
感じとったとしても、
やってあげるのが親切だとは限らないしね。
 
むしろ、そう言ってくる人だからこそ、
「絶対やってやるかコノヤロー」
ってなります。
私の場合。
 
大人なんだから自分でやってよって。
 
たとえ子どもでも、
「何でもやってあげるのが良いとは限らない」し、
出来る範囲なら「自分の事は自分でやろうね」
と、言う場面だと思うの。
 
察したから、気付いたから、
自動的にやってもらえると思わないで欲しい。
 
過敏体質がメジャーになってから、この辺の線引きがおかしいなと感じる事があります。
 
気付くかどうかと、
気持ちよくやってあげたくなる相手かどうかは別の話。

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