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最近見て微妙だった映画:『メガロドン』

 さて、ノートに来た目的はなんだろうか・・・そう、愚痴や批評をするためだったのだ。それが最近はポジティブレビューばかりだったので、ここら辺で一発かましてやらんといけんのぉ。ということで、ステイサム主演の『メガロドン』である。

 サメ映画と言えば『ジョーズ』か『ディープブルー』なんだが、メガロドンはそれらサメ映画に並ぶことができただろうか? 答えは否。クソとまでは言わないが、非常に微妙な映画になってしまった。


1:ステイサムの肉体が生かされない。海の中では、さすがにステイサムの肉体も意味をなさない場面が多かった。ステイサムが潜水艦を操縦しても、あまり面白くないよ・・・車かバイクの方が様にはなってる。

2:サメの活躍が微妙。海岸でもっと人肉キッチンでもやるのかと思いきや、そこまでのゴア表現なし。全体的にゴア表現は頑張っている感はあるが、そこまで徹底的ではない。米中合作ということで遠慮しているのかも。それなら合作にふさわしいような題材にすればいいだけだ。さすがにサメ映画というジャンルを選んだのが間違いだったのでは・・・

3:中国人のヒロインは生き残ります。というか、もう食われたらええねん・・・


さて、一応、いいところもある。最後のサメとの戦いは良かった。ただ、ここで欠点1が効いてくる。結局は潜水艇vsサメという形なので、ステイサムの肉体が生かされることはなかった・・・肝心の素材が死んでいるので、いかんせん微妙な映画になってしまった。ステイサムの無駄遣いである。まあ、最後の死にかけたメガロドンが、周囲の小サメの群れに食い散らかされる描写は自然界の厳しさを表現していて良かったと思う。

結局は、「サメ映画はクソ映画」という定説を強化する一本になってしまった。ステイサムという素材を生かせるなら、むしろ『ザ・プレデター』の方がよかったのでは・・・という気もしないではない。

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