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The Sanctuary Forest

はじめに。
この記事はただの記録であり、ただの私情である。
この記事の内容に、共感や同情、その他意見などは一切求めていない。
この記事に便利なノウハウやワールドの制作方法は載っていない。
それでも読んでみようというのなら、先にワールドに訪れてからのほうがいいだろう。




最初に作成を開始してから8ヵ月近く経っただろうか?
やっとワールドが完成した。
手は遅々として進まず、本当に完成するのか常に疑わしかった。
定期的に誰かに見てもらえたのが良かったのだと思う。
遊びに来てくれたり、アドバイスをくれたりしたフレンドに深い感謝を。

このワールドは私自身であり、1から10まで私のエゴであり、私のためのワールドだ。

私はこのワールドを作らなくても良かった。
冷酷な時間の経過が、いずれ全てを私の中から忘却させてくれるから。
時とともに全てが風化し、失われていく。それでも良かった。

でも、それは「悲しい」と思った。

確かに終わりは鮮烈な痛みとともにやってきた。
予感はあった。最後は私が耐え切れずに終わらせた。それが全て。

それ以来、以前訪れたことのあるワールドで、過去の記憶が蘇る。
その度に、古傷に沁みるような鈍い痛みが心を襲う。
共に遊ぶ時間が長すぎたし、昔はそれほどワールドも多くなかったから、思い出はそこら中にあった。

だが、そこにあるのは痛みだけではない。
なぜなら、楽しかったからこそ私たちは其処にいたのだから。
全ての感情がそこにあった。

でも言葉はもう届くことはない。

だから、私自身のためにワールドを作った。
風化し、消えゆく思い出の形を表現するために。

そして私は、"私の記憶の中の君"をこの森に置き去りにする。

ありがとう。そしておやすみなさい。

「soliloquy(独白)」

私はこの静かな森の中にあなたを置き去りにする。
I leave you in this quiet forest.

道は木立の中に消えゆき、美しい思い出だけが残る。
The path disappears into the trees, only beautiful memories remain.

あなたがどう思っているか私には知る術はないし、知る気もない。
I have no way of knowing how you feel, nor do I care to know.

ただ幸せであれと願うのみ。
I only wish you happiness.

この言葉はあなたに届くことはないだろう。だが、それでいい。
These words will never reach you. But that's okay.

いつか新しい道ができるまで。穏やかなこの場所で良い夢を。
Until one day a new path is made. Have a good dream in this peaceful place.

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