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活動報告 2022年11月

11月になった。旧暦で霜月。確かに11月になってから車のフロントガラスに霜が降りるようになった。旧暦はよくできているなと感じる。こうなると24節気も気になってきたので調べてみると、月報を書いている今現在は大雪にあたるらしい。

…あんまりピンと来なかったので肩透かしを感じたが、降雪の少ない大槌町の気候のせいにしつつ、そういや先週盛岡のほうでは雪が積もっていたなと自分を無理やり納得させている。

紅葉も緩やかに散り始め、木々の向こう側に乾いた空の色が見える程度には風景の中に赤色や黄色を見かけなくなった。私は昔からはーっと吐き出した息が白いのがとても好きで、今になっても冬になったら毎日大きな口を開けて息を吐きながら外を歩いている。もっと早く冬になれ。

テント補強実験

10月末のまき祭りで製作したワーキングテントの強度が弱いことが判明して以降、補強する方法を実験とともに模索した。壊れた部分は2点。まずは木材に穴をあけてダボで繋げたところは木材が折れた。あとは蝶番で繋げたところは想定していなかった方向に力がかかってネジの穴が広がってしまい、ネジが取れた。
ダボで繋げていたところは金属プレートで挟み込んで連結させることに、蝶番は穴を開けて板ナットで蝶番を固定させることにそれぞれ決定した。


これは長きに渡って行われた破壊実験の様子である。
穴をあける場所が端にどれだけ近いと木が割れてしまうのか、どれぐらいの大きさの金属プレートだと、木材に限界がくるのかを確認した。
来月ぐらいには補強すると思うので、今度は壊れないでほしい。

地域おこし協力隊PRイベント

11月27日に東京で地域おこし協力隊募集セミナーが行われ、同じ移住定住事務局の伊藤さんと自治体を紹介する側として参加した。
より見栄えが良くなるように、大きめのポスターなども制作した。

ブースの様子

6自治体が出席していて、出席していただいた30人ほどに向けて、自治体の紹介や協力隊制度の説明などを行なったあと、各自治体のブースで個別に相談を受ける。個別相談は90分間設けられていたが、ほとんど休みなく大槌町のブースに相談者が話を聞きにきてくれた。

大槌町を紹介している様子

意外だったのは、大学卒業後に地方で働こうかなと思っていて、、、みたいな若い人が想像よりたくさんいたことだ。少なからず自分より年上の方々が多いと思っていたので、そこまで緊張せずに相談を受けることができたと思う。

普通救命講習

普通救命講習を大槌町観光交流協会の皆さんたちと受けた。仙台や東京に住んでいた時に、酔っぱらって倒れている人や急に腰が抜けて建てなくなった人を何回か見ることがあった。そこまで頻繁ではなく、数年に一度程度ではあったがそんな場面に遭遇することがあり、なんとなく気になっていたので受けることにした。

なんとなく知っていた知識の再認識、体の動かし方の再確認を行う。心臓マッサージは想像より力がいる、と聞いてはいたが結構疲れるものだった。筋トレもかねて運動を頻繁にするようになったのもこの後からだ。
これでいつでも助けられる!なんてことはないと思うが、心得は見についたと思う。

移住定住事務局報告会広報のためのチラシ配り

12月7日に移住定住事務局の地域おこし協力隊活動報告会が行われるたので、それの広報として、報告会のチラシをもって地域の事業者に挨拶をさせていただいた。役所にお邪魔したり、事務所のご近所さんにチラシをお渡ししたり。6月から仕事としてかかわっていた関係者の方々だったり、去年の卒業論文、卒業制作の際にお世話になった方々にも報告会のチラシをお渡しした。
久しぶりに会う人もいたり、全く初めましての方もいたり、地域の様々な方とお話しする機会となったので、とても良い機会になった。

あとがき

紅葉の最後を見に、少し登山みたいなことをした。大槌町に来て、いつも圧倒されるのは山の高さです。道に沿ってうねうねと小鎚川や大槌川を上っていくと、気づけば背後にはとんでもない高さの木々の壁が現れている。帰り道は、街に向かっているはずなのに正面には山の稜線しか見えないし視界がちっとも開けてこないからいつも不安になる。

目前には斜面が迫っていて、その奥にはまた木々の斜面が見えて、そのさらに奥にはまだ山が見えて、、、、、

でけえな、、と諦めたように山を仰ぐたび、昔の日本人が山の風景を描くときに掛け軸という形で縦に長く描いたのかが分かったような気分になる。この風景は縦に切り取らないと伝わらないんだろうな、今まで素通りしていた美術館の掛け軸とかもっと見てみたいな、と思います。

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