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活動報告 2023年11月

シェアハウスをしている友人が秋刀魚をもらって来た。 刺身にする技術は僕も友人も持ち合わせていなくて、友人が焼いてくれたのを食べたのだが、「そういえば秋刀魚の刺身を食べたことがないな」と思いながら醤油をかけた。下手なりに刺身に挑戦してみればよかったかもしれない。
秋になって食材をもらう機会が急に増えた気がする。柿・秋刀魚・松茸・無花果…。食欲の秋ということなのだろう。

天高く馬肥ゆる秋。
唐の詩人が読んだ漢詩の一節が「食欲の秋」の語源らしい。原文は「雲淨妖星落 秋深塞馬肥」。漢文だけどなんとなく読めるな。文章の意味自体は人間の食欲の話とあまり関係のない話なので、気になった人は調べてみるといい。

調べてみると、「読書の秋」なんかも唐の漢詩がもとになっているらしい。原文は

時秋積雨霽 新涼入郊墟 
燈火稍可親 簡編可卷舒

こっちは少し難しい。簡単にいうと、「雨も降らなくなって涼しくなってきた。ようやく夜灯りをつけて本を読める」という意味らしい。かく云う私も11月に本を3冊ほど購入した。 特に気に入っているのは、ますむらひろしのアタゴオル玉手箱という漫画だ。
小学生の頃、図書室に置いてあったのをなんとなく手にとって夢中になったのがこの漫画との出会い。あの漫画面白かったなあ…とずっと思っていたまんま、作者の名前も漫画の題名も忘れてしまっていたので、まさか本屋で出会えるとは。猫と人間が同じ言葉を喋る空想世界が舞台で、傍若無人な猫ヒデヨシが主人公。ヒデヨシの我が道を進む気持ちよさと、美しくて不思議な世界観が面白い。誰かに貸したい漫画の一つだ。

見様見真似

夏頃にやった「ちおこ旅」と云う企画を冬にもう一度やることになった。それの広報をしなくちゃならない。と云うことで後述する大槌町PRイベントに間に合うように急ピッチで「ちおこ旅」のチラシを作った。

「ちおこ旅」のロゴは前回からの流用、同じ地域おこし協力隊の喜嶋くんが作ったものだ。私はデザイナーでもなければイラストレーターでもないのでいまいちかっこいいものができなかった。もしかしたら今後追加で裏面も作らなくちゃいけないかもしれないので、次作る時はもう少し良いものを作りたい。

いわてローカルトーク

大槌を含む沿岸4市町村主催の小さな移住フェアを26日に東京で行った。トークセッション2つと移住相談の計3つの時間が設けられていた。主催が釜石・大槌・山田・宮古の4自治体だったこともあり、かなり小規模のイベントだったと思う。

私は体調があまり良くなかったので、トークセッションの間だけいて移住相談の時間は早退したんだけど、人数が少なかった分、移住を考えている人との相談時間はたくさん取れたらしい。相談に来た人のうち一人がちおこ旅に参加してくれると聞いた。会うのが楽しみだ。

空き家空き地情報バンク

空き地空き家バンクのお仕事。着々と進んでいてとても面白い。要綱の作成もほとんど終わりを迎え、後は少しの調整だけだと思う。そう思いたいだけかもしれないが。
空き家空き地情報バンクの情報はココカラオオツチの一部に載る予定になっていて、今月はサイトに載せる文字情報だったり、空き家バンクの仕組みを説明するための図だったりを作成していた。

あとがき

今月は少し遠出して、気仙沼のリアス・アーク美術館に行ってきた。

石山修武という建築家が設計した建物。壁が凹んでいたり、窓が曲面だったり、展望台があったり…。小学生が粘土で作ったような、単純ではない造形が積み重なって空間を構成しているのにワクワクした。建築物自体だけでなく、展示物もとても良かったと思う。地下の1フロアを丸々使って3.11の写真やキャプションが展示されていたのだが、展示されている情報量がとんでもない。もう二、三回行かないと全部読みきれない。また行かないといけないな。
建築物の写真を撮るのは、祭りの写真を撮るのと同じくらい難しい。何を撮れば良いのかわからなくなってしまうのだ。本当にワクワクする美術館だったのだけど、写真だといまいち伝わらない気がする。もっと練習しよう。

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