次期首相候補解説

はじめに

安倍首相の電撃辞任で、早くも自民党総裁(=次期総理)に関する注目が高まっている。

だが、大半の方は「次期総理候補」として名前があがっている政治家に対して「誰やねん」という率直な感想を抱くだろう。なので、本日は筆者の独断と偏見で、メディアに取り沙汰されている「主要候補者」を紹介していきたいと思う。

ちなみに次期総理になるには「自民党総裁選挙で立候補し、当選する」必要性がある(今、自民党が国会では与党のため)。まあ、他にも諸々のプロセスが必要なのだが、今回は割愛。

今回は「明確な立候補」を表明された方々から。

① 石破茂(歴代役職 元防衛大臣、農林水産大臣、自民党幹事長等)

【ネタ】政界一のアイドルオタク(自称)。あと、軍事オタクand鉄道オタク

【政治家として】2012年安倍首相と自民党総裁選挙で最後まで競い合った政治家(それだけ影響力がでかい)。また、その答弁能力は政治オタク界隈では非常に有名。安倍さんとは真反対(?)の位置におり、石破さんが首相となった場合、良くも悪くも安倍路線が引き継がれない場合も。喋り方が独特だが、本人曰く「でこう、ゆっくりゆっくり喋っていると何を言ってるのかなっていうのを考えて理解して頂ける時間があるので」とのこと。実際、筆者もそう思うし、わかりやすい。

やや党内で孤立状況にあるものの、岸田さん&菅さんの出馬により漁夫の利を得ることができる可能性も。


② 岸田文雄(歴代役職 元防衛大臣、外務大臣、自民党政務調査会長等)

【ネタ】酒豪。安倍さんがお酒が弱いため、外交関係でお酒を飲むときは岸田さんが一手に引き受けたとか。。家では食材の買い出し&皿洗い担当大臣

【政治家として】実は外務大臣兼防衛大臣を兼務した経歴があり(これは結構すごい)。米国大統領の初の広島訪問を実現した。一方、新型コロナウイルスの給付金の政策をまとめたものの、その後ひっくり返されてしまい党内での影響力がやや低下気味である。良くも悪くも地味である。リーダーとして発信力があるかが課題。

広島選出ということもありカープファンand筋トレを欠かさないので、個人的には好き。

③ 菅義偉(歴代役職 現内閣官房長官、元総務大臣等)

【ネタ】パンケーキ おじさん、令和おじさん

【政治家として】官房長官として安倍さんの意思や政策、方針を熟知しており、実績十分。公明党との関係も非常に良好。安倍総理が辞任するまで、世間で「首相は目指さないのではないか」と言われていたが、ここにきて立候補表明。一方で、リーダーシップに関する実績は未知数である。

次の首相任期が来年の夏までなので、ワンポイントリリーフとしては適任か(?)段ボール工場勤務から総理になることは、令和の秀吉になれるか。

以上が主要候補者予定である(8/30日 お昼時点)

④ 安倍首相に関して

色々と振り返りたいことはたくさんあるが、良くも悪くも総括的に「現状維持」「安定」した政治だったと思う。もちろん、前に進んだこと、後退したこともあるが、有権者がのぞむ「安定」を見事にもたらした政権だった。

だが「現状維持」が故に、今後私たち国民がそのつけを払わなければならない時代はそう遠くないと思う。それは私たちが選挙で「望んだこと」であり、その責任は一票を投じた自分たちが払わなければならないことは自覚しておくべきだ。

「政治が悪い」というが、結局はその政治家を選んだのは有権者である自分たちである。安倍首相の辞任で良くも悪くも「安定の時代」は終わりを告げるだろう。次なる試練に向けて、自分たちは本当に「政治に向き合う必要性」が出てくるはずだ。

だが、まずは安倍首相に約7年間と半分、日本の首相を務めたこと。二度にわたる消費税増税でも安定的に政権を維持し続け、曲者であるトランプ大統領と友好関係を築けたことは心から拍手をしたい。そして、新型コロナウイルスの陣頭指揮を練り、持病を抱えながらも、激務に努めてくださったことに「本当にありがとうございました」とお伝えしたい。


おまけ:安倍ちゃん思い出集

・「アンチ巨人」表明(どうやらヤクルトファンらしい)

・トランプと外交で珍プレー

・なぜか許してしまう

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追記 ほぼ菅官房長官で決まりな気配ですね。

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