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「線スケッチ」の立場で本を読んでみた

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この読書感想シリーズは、通常の書評形式ではなく、以下のような方針で取り上げています。 <方針> 1.書籍全体の書評ではなく、「線スケッチ」の制作に役立つ部分を取り上げ紹介する。 …
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知ってましたか? 驚きの最近の美術教科書

 以前投稿した下記の記事の最後に最近の高校生用美術の教科書について言及し、いずれ別の記事…

<ゴッホの手紙 上中下、硲 伊之助訳、岩波文庫> 素描にびっくり、 ゴッホの油彩は…

はじめに 前回の記事では、私が考えた以下の三つの「ゴッホの謎」を紹介し、その背景を紹介し…

<ゴッホの手紙 上中下、硲 伊之助訳、岩波文庫> 素描にびっくり、 ゴッホの油彩は…

はじめにゴッホと私  ゴッホについて云えば、noteを始めた頃の記事の中で私の小学生の時のエ…

<ジャポニスム 幻想の日本> 馬渕明子 ㈱ブリュッケ(新版2015)その2.(3)

はじめに 前回、その2.(2)では、モネの作品《木の間越しの春》は、日本美術の構図を利用…

<ジャポニスム 幻想の日本> 馬渕明子 ㈱ブリュッケ(新版2015)その2.(1)

はじめに  記事その1.では、線スケッチ教室の体験会での質問、「なぜ下書きなしに描くので…

<ジャポニスム 幻想の日本> 馬渕明子 ㈱ブリュッケ(新版2015)その1.

はじめに カルチャー教室の「線スケッチ」の講座を始めるときには、生徒さんを募集するために…

<東京風俗帖> 木村荘八 ちくま学芸文庫(2003) その2.

はじめに 本記事は、「<東京風俗帖> 木村荘八 ちくま学芸文庫(2003) その1.」の続きです。時間の余裕があれば一度読まれてから本記事をお読みいただければと思います。  時間の余裕のない方に「その1」の要点を以下に記します。  私が昭和30年代に訪れた東京の印象は「なぜ、東京の家並みの屋根は、うすっぺらなスレートやトタンばかりなのか?」でした。  これに対する10年前の私の解釈(仮説)は、以下の通りです。 木村荘八が見る明治、大正(震災前、震災後)、昭和(戦前、戦後

<東京風俗帖> 木村荘八 ちくま学芸文庫(2003) その1.

はじめに 私が「線スケッチ」をするジャンルの一つに「街歩きスケッチ」があります。街をぶら…

<赤瀬川原平の名画読本>鑑賞のポイントはどこか 赤瀬川原平 光文社(1992)その3

はじめに 赤瀬川原平の名画読本からの記事は今回で最後です。前回、前々回同様「線スケッチ」…

<赤瀬川原平の名画読本>鑑賞のポイントはどこか 赤瀬川原平 光文社(1992)その2

 以下、その1の続きです。 マネ[オランピア] ・伝統を切り崩した色彩の挑戦  次章では…

<赤瀬川原平の名画読本>鑑賞のポイントはどこか 赤瀬川原平 光文社(1992)その1

はじめに新たなシリーズ「線スケッチの立場で本を読んでみた」を始めます  noteでは昨年から…