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線スケッチよもやま話

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「線スケッチ」に関する話、あるいは直接関係しない話も含め日々考えたことをまとめた記事です。 ■「美術展鑑賞記事、読書感想記事:思い付き、推論を検証するための考察、準備作業、その他…
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#アート

鈴木春信「黒ベタと漆黒闇夜」の美、専門家の評価を発見:藤澤紫監修「鈴木春信決定版…

(かなり長文になります) はじめに これまでに私は下記の二つの記事の中で、鈴木春信の「黒…

お詫びいたします。「鈴木春信」2017(東京美術)の著者様

(長文になります) はじめに 表題を見た読者はおそらく一体何のことかお分かりにならないでし…

2024桜スケッチ(4)町田市・芹ヶ谷公園のソメイヨシノ、国際版画美術館の企画展

はじめに ソメイヨシノが満開になった今年の東京は、あいにく雨模様や曇り空の天候が多くカ…

2024桜スケッチ(3)皇居東御苑の桜

はじめに 前回の記事で東宝スタジオ入り口の桜と成城大学新入生家族の記念撮影風景のスケッ…

2024桜スケッチ(2) 東宝スタジオ入り口の桜、成城大学入学記念写真風景

はじめに 本格的な桜の季節になったある日の午前10時に、老兵ならぬ老企業戦士4名が小田急・…

2024桜スケッチ(1) 昭和記念公園の寒桜

はじめに 通常の街歩きスケッチの一環ではあるのですが、毎年春になると、桜の季節は特別で…

久々の馬事公苑、一抹の寂しさと次世代への希望を感じてスケッチしました

はじめに 東京都世田谷区のほぼ真中に位置する「JRA馬事公苑」は、乗馬をする方ならばご存じかもしれませんが、一般にはなじみがないところだと思います。  もともと戦前まぼろしに終わった第12回オリンピック東京大会がここで行われるはずだったのですが、戦後1964年に行われた第18回東京オリンピックの馬術競技大会がこの場所で行われました。  そして、2020年の東京オリンピック大会(実施は2021年)においても競技の開催地となったのです。ですからオリンピックにかなりゆかりのある場

府中・郷土の森博物館「梅まつり」:梅の花をスケッチしました

はじめに 「府中市郷土の森博物館」は、あくまで個人的な意見になりますが、都内から比較的…

京都・新町通のぶらり歩き:なにげない街の日常を撮る、描く(3)京町屋の街並み今昔

新町通の京町屋を撮る 京都の街歩きの魅力は人により違うと思いますが、目に付くのはやはり…

街歩きスケッチ:川崎市営・稲田公園の紅葉

 普段、外出した時に簡単なスケッチをしています。今後街歩きスケッチの様子も紹介していきま…

山口晃氏の「やまと絵」展における「私の一点」は、「やまと絵」ではなく雪舟「四季花…

 今朝私のスマホの画面に、ある記事の題名が大きく映りました。  12月3日付で投稿した記事…

東京国立博物館<やまと絵>展:おそるべし雪舟!あなたは桃山障壁画の祖か?なぜ樹木…

はじめに 前回の記事で、東京国立博物館で行われている「やまと絵」展で典型的な「やまと絵…

東京国立博物館<やまと絵>展:「やまと絵」展なのに「水墨山水」の本質を体得したか…

はじめに 先月、国立博物館の「やまと絵」展が始まった次の日に訪問してきました。本格の感…

仙台が生んだアンビシャスガール「星良」、あるいは相馬黒光

はじめに この記事の直前に投稿した下記の記事の中で、相馬黒光に焦点をあててブログ記事を書いたことを思い出し、URLの引用ではなく全文を次のnoteの記事に投稿することを約束しました。  以下、12年前にFC2ブログに投稿した記事の全文を、当時の記述のまま紹介します。ですから年号など分かりにくい部分が生じますので、そこには注を入れて説明します。  なお、末尾の「さいごに」において、なぜ全文を紹介したのかについて理由を補足します。  また参考までに相馬黒光の娘時代から晩年まで