好きなワールド紹介

 この記事は、VRChatで活動する「VRChatワールド探索部」部員によるアドベントカレンダー、 #ワ探アドカレ の14日目の記事です。


はじめに

 こんばんは。わたです。わかさんわたさんの間の日がちょうど空いていたのでこの日を選びました。
 部活にはいつも楽しく参加させていただいていますし、感謝の気持ちも込めて、アドカレに参加したいなと思っていました。が、

『言語化できない』もまあそれはそれでいいのですが、それで外向きに発信できないのはもったいないと思ったので、どうにか言語化したいと思いました。

 『好きなワールド』という括りでいえばたくさんあるのですが、その中で特に好きなワールドはどんなところかなーと考えました。良い景観、落ち着く雰囲気、楽しいアトラクション、などなど。そこには何があるのだろうか。

 結論、そこは『何も考えないができる』ワールドでした。

 起きている時間の大半は何かしらのことを考えています。お仕事中はお仕事のことを、お仕事以外では生活のことや創作のことを。遊んでいるときはがんばって会話に参加することをただ楽しく過ごすことを。何も考えないでいる時間ってあまりありません。でも、ここに来ればすべての思考を棄て去ることができました。ひとりでただずっとそこに居て、頭を空っぽにしています。作業で行き詰ったときにここにきて、絡まった思考を一度完全に取っ払ってみると、するっとアイデアが思い浮かぶこともあります。

こう書いてみると瞑想に近いのかもしれない。よく知りませんが。

 そんなワールドを3つご紹介します。とはいえ有名どころですしワ探アドカレを読むような方は既にご存じだと思いますが、また足を運んでもらえると私も勝手に嬉しくなります。



『Silver』 by amanek

 VRChatのワールドでは一番好きです。たぶんここで過ごしている時間が私の中では一番長いと思います。

 白銀の草原の中に佇む建物。1階には作者のamanekさんがBoothで販売している作品群の展示エリアがあります。

かわいい

 2階にはソファがあり、そこに座りながら外を眺めることができます。ミラーもあるので、人とお話するときにもよさそうです。

 1階の展示スペースから建物の外に出ることができ、そこには辺り一面の白銀の草原が広がっています。

 私はほとんどここで『何も考えない』をしています。この草原の向こうをただずっと眺めたり、飛んでいる鳥にたまに視線を奪われたり。ほんとうにゆっくりした時間を過ごすことができます。BGMもちょうどいいのです。

 amanekさんのワールドはどれも落ち着ける場所ばかりで、よく訪れては穏やかになっています。たいへん佳いワールドばかりなので、是非。



『void』 by fotfla

 こちらはPublishされていないワールドですが、tiwaさんのポータルワールドから行くことができます。

 縦方向に連なる球体がそれぞれ光と音を発していて、心地よい景色と音楽を奏でています。

(いい感じに写真が撮れなかったので拝借…)
 この球体にはジャンプで飛び乗ることができます。上から眺める景色もまた美しいです。
 また、ここでは地面に落ちる影に星空が映っています。これはアバターによって落ちる影も同様です。

 私は大抵ここに寝転がっています。程よい暗さも相まって、以前はここで時々寝てました。たまに適当な球体の上に飛び乗って、そこからまたぼーっと周りを眺めるのもよいです。この心地よい空間に身を任せてみてはいかがでしょうか。



『inorganic space』 by mikka-bouzu

 最後はこちら。このワールドはなんというか…文字で説明するのは難しいです。是非訪れてみてください。

 ここではFlyingSystemによってワールド内を自由に飛行することができます。私はここではほとんどずっと空を飛んでいます。今日はこっちの方向へ飛んでみようとか。腕が痛くなってきたら適当な足場に降りて、そこでしばらくぼーっとして、またどこかへ飛んでいく。たまに、この先には何があるんだろうか、などと思いながら、当てもなく流れていく風景を眺めています。

 これは完全に個人の感想で、こう、失礼な文になっていたら申し訳ないのですが、このあたりの三日坊主さんのワールドって「それが何であるか」といった具体的な理解を必要とするモノってあまりないと思っていて、それが自分にとって『何も考えない』をするのにすごくちょうどいいんですよね。気になったら考えればいい、くらいの温度感を許容してくれる、ただ静かに佇むものたち。

 広大なこともあって、飽きることはありません。いい空間です。



おわりに

 こういう空間を求めて日々ワールド巡りをしています。なかなか出会えるものではありませんが、これからも探索していきたいと思います。

 拙い文章でしたが、最後までご覧いただきありがとうございました。