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エッセイ『闘争または逃走による反応』

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吾輩は根暗である。職歴はまだ無い。端の多い生涯を送って来ました。--みんなが当たり前に持っている見えないモノが生まれつき持っていない「私」。たった一つだけ足りない、それだけで日常… もっと読む
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#おせち

【#046|デラックスお雑煮】(2019年01月03日)

 めでたく楽しい正月も今日で三日目で、今日辺りから色んな家庭で現れたと思う。 『もうおせち飽きてきた問題』  明日から平日(松の内なら7日・鏡開きなら11日までだけど)で通常の食事に戻りたいが、あいにく三が日を想定に揃えられたおせちの余波でもう数日延びる可能性がある家庭もいると思う(おもちなんて下手すれば1月の主食になってしまう)。  基本的におせちは水分少な目・味付け濃い目が多い。  昨日の記事で「おせちは元々豪華な食べ物を元日に食べるのが始まり」と書いたが、これも

【#045|アンチおせち論】(2019年01月02日)

 正月のおせち料理が嫌いな人がいる。  かく言う我が家も元々そうだった。  発案者の父はおせちはおろか正月そして季節イベント自体も嫌がっていた。正月を祝うものは「崇拝」、そして季節的イベントは全て「洗脳」と言い捨てる始末。その時期その時期のイベントを祝う民衆に何か侮蔑の感情を抱いていた。  ケーキも、そばも、その料理自体は普段食べていても、そこに何か特別な意味があることで一気に嫌いな料理になるのだ。  だけど、それも10年ぐらい前から我が家の食卓事情も徐々に変更してい