ロックンロール黄金伝説11 LED ZEPPELIN
第11回 レッドツェッペリンは怪獣大図鑑の巻
今回のバンドはかの有名なレッドツェッペリンです。
皆さん、彼らのBBCセッションは聞きましたか?
ビックリしますよね、これ。そのあまりの下手さかげんに・・・。
「おい・・・おまえら有名だろ・・・もっとちゃんと・・・。」
というアゼンとした声や
「オレの方がギター上手いんとちゃうか?」
という声が多方面から聞こえてきそうです。
でも、でも、僕はこのCD「イカス」と思いました!
彼らにとってのイイライブとは「きっちりひく」という事とはまったく無縁だったにちがいありません。
彼らにとっての「それ」とは、どれだけ熱を放射できたかにイコールしていたのでしょう。
ですからこのライブを聞くと、無駄にヤル気がわいてきます。
特に「移民の歌」でのギターとドラムの魂の開放っぷり、いいかえれば「オイオイ」といったプレイたるや「なんかしらんけどスゴイ」といった感じです。
ジョンボーナムは恐竜戦車で、ジミーペイジはチブル星人、プラントはギエロン星獣です。
音にするなら「ゴゴーービビーーギェーー」といった所でしょうか。
そしてジョンポールジョーンズは「しょうがねぇナァ」とバカリに彼らを支えるベースプレイをするのでした。
断言しますが、このCDこそが「ロック」なのだと僕は思います。
(2000/10/08)
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