ロックンロール黄金伝説47 rolling stones
「息子よ、昔はチューナーがなかったのじゃよ」 ローリングストーンズの巻
ストーンズのなんか不良っぽくてダーティーな感じはどこからくるのか?
それはあの天才チャーリーとキース二人の生み出すグッドリズム、はたまたメンバーのルックスなどの他にもうひとつ最高に見落とされた要因がある。
それは「チューニングてきと〜〜!!!!」という点だ。
彼らの時代はもちろんチューナーなどなかったし、今の環境とくらべるのはおかしいのだがそれにしても「てきと〜」すぎるのである。
ライブはさらに「てきとぉおおおお」である。
その利点。
1.戦前ブルースに漂うあのいけない感じを容易に再現できる。
彼らはブルースおたくだがあのいけない感じはチューニングの「てきとー」さにあることを耳のよさと偶然によりなんとなく体現してしまった。
2.なんか耳につく
「きれー」なチューニングのバンドにくらべてラジオですぐ「こりゃストーンズだね」とわかる。
3.なんかもどかしい感じがだせる。
メジャーのキーの曲なのになんか暗いなーと思ったら案の定「チューニングてきとー」な時が多い。ジャンピンジャックとかもそうね。
よくミックの歌が下手だとか聞くけどあのチューニングであそこまで歌えればすごいですよ。
今のストーンズが変わってしまったのはローディーがばっちりチューニングを合わせてしまったからだ。
あの「もどかしい感じ」がないだろう。
ストーンズをコピーしてるキッズ達!まずチューナーをドブに捨てな。
(19th.Dec.03)
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