ロックンロール黄金伝説9 the hollies
「第9回 めんこいぜ!ザ・ホリーズの巻」
ホリーズはかわいい。そう思いません?
僕と彼らとの出会いは、ビートクラブの中でのリアルライブ「アイ・キャント・レット・ゴー」でした。
切なげに声をはりあげる峰岸徹似のアラン・クラーク。
ギターのうまいミスターちんのようなトニー・ヒックス。
そしてグラハム・ナッシュは善人を絵にかいたようなツラをしていました。
とくに間奏でのトニーのギターソロ、アランのステップ、ボビー・エリオットのオカズにはシビレました。
もう何回もくりかえしこのビデオをみました。
そしていつしか恋をしてしまったのです。カ・レ・ラ・に♡♡♡♡♡。
CD派だった僕は彼らの3枚組アンソロジーをGetしてその曲のクオリティーにブッとびました。
こんないいバンドが埋もれていたなんて!と思いました。
いまだにストーンズより偉いと思います。
彼らに足りないのは(ストーンズにはある)ムラッ気と黒さと危なさ。
ビートルズより演奏上手いし曲も良いと思うんですが、この3点がないためになんとなくB級な感じがするんだと思います。
ナッシュがのちにCSN&Yで成功するため、それまでのこしかけバンドっぽくロックの歴史で位置づけられがちなのもマイナスです。
まあそんなことはさておき、彼らがもっとも完成度の高いポップバンドであることには変わりありません。
彼らのレコードはいつでもさわやかで気持ちいいものです。
(2000/7/23)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?