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めっちゃ軽度なコロナになってた時の話②

注意:以下をよく読み、途中でムカつくなどしたらそっとUターンしてください。
①軽症で済んで今は完治してる奴の言い分です。
②『私の場合は』の話なので気に入らなくてもスルーしてください。
③関わった医療機関の皆様、本当に感謝してます。
④無駄に長い。
⑤今現在の状況とは異なります。参考にする際は必ず今の状況を確認してください。

①の振り返り:コロナ罹ったけど家狭すぎて保健所にホテル療養めっちゃ頼み込みながら筋トレしてる渡邊。(嗅覚が無い)

本文↓


〜陽性判明から〜

2日目の夜、やっと望んだ電話が鳴った。
保健所からホテル療養先が確保できたとのことだった。
多分20時位だった気がする。保健所の方に感謝しながら説明を聞く。
コロナの療養先ホテルは空いてる場所に振り分けられるため、たとえ近所に療養施設があったとしてもそこに空きがなければ別の場所になる。
渡邊は品川に飛ばされることになった。
(療養先該当ホテルは都県の保健局さんが公表してる)
明日、指定された時間になると自宅に専用タクシーが迎えに来るのでそれに乗ることや自宅に忘れ物はなるべくしないようにする事などを言われ、
ありがとうございますマシーンになりながら電話を切った。

21時過ぎ、家族LINEでホテルが決まったと報告し心の中で法螺貝を鳴らす。
トランクを引っ張り出しリストアップした物をひたすら詰める。
リビングにある私物は妹と祖母に手伝ってもらい部屋の前に置いてもらう。
というか、寝室には服しか無いのでほぼ2人にやってもらった。
私の場合、下着さえリビングの棚の中だ。出られないなら1人じゃ無理。

日付が変わる前には終わったと思う。
私にしか理解できない場所にあるものに関しては家を出る際に光速で取りに行くことになった。


〜ホテル療養開始日の〜

昼、家の前にタクシーが来た。
タクシーってかミニバンだし運転手さんはスーツ姿……。
やはりこう、目の前にすると湧き上がってくる擬似セレブ感。
私なんかの令嬢だった???
妹がベランダからタクシーに乗り込む私を撮影し家族LINEにあげ、母が反応。
「護送車」
いや、それ。

他の方のレポで運転手さんの対応が冷たいと言うのを目にしたが、全くそんなことなかった。丁寧だったし、むしろ話しかけられてオタク吃る。でも和んだ。感謝。


揺られて到着、品川プリンスホテル:イーストタワー


〜患者とは〜

誰もが思わぬルンルンさでホテルに入館した渡邊。
束の間の一人暮らしに大興奮である。
なんなら運転手さんと笑顔でお別れした後、ホテルの受付に到着するまで
流石オタクと言わんばかりに独り言が止まらない。
それともお使い中の子供か。

ホテルエントランスで机に並んだ分厚い封筒を取り部屋へ。
上の階のシングルの部屋、少しの間ここが私の城となる。
分厚い封筒を開け中を確認。
紙の束とパルスオキシメーターが入っていた。
紙の束の方はホテルでの過ごし方や注意事項、パルスオキシメーターの使い方などが記載されていたので読み込む。
部屋に入ってすぐのタイミングで管理事務所の方が内線電話してきたのでお話。
改めて注意事項など聞く。
しばらく経ったらホテル付きの看護師さんから容体を確認する内線が入るとのことで体温と酸素飽和度を測る。
待ってる間に体温と酸素飽和度を朝と夕方に入力するアプリをDLし、暫しまったり。


〜そりゃ〜

びっくりするわな、ほぼ元気なやつがホテル来たら。
かけてきて色々確認してくれた看護師さんは私に熱がないと知ると驚いた様子で『今までは?』と聞いてきたので、
「ありません」
じゃあなんでここにきた?って思ったと思う。
正解です。

アプリを早々にDLしてたことに関しては『流石ですね』と言われたのでなかなか苦労してらっしゃるのだと思う。

ホテルには昼過ぎに着いたので荷解きを始め、過ごしやすいように整える。
軽症で症状も悪化しなければ基本的に療養は10日間と言われている。
PCR検査をした日から1日目と考えるので、残りの療養は5日間。
もともとインドア派であるし、1日中ゴロゴロできるタイプなのでぶっちゃけ天国でしかない。保証された天国。


後遺症で一生嗅覚を失う、という覚悟をこの時点でぼんやり持った。


〜看護師さんは、〜

毎日午前中に容体を確認する電話をかけてきてくれる。
大変お疲れ様です。お手数おかけします。
嗅覚以外に体調に問題ありません、はい。
実はコロナが陽性になったと発覚した次の日から、毎朝保健所から体温や体調に変化がないかなどを電話で聞かれているのである。

午前中起きなきゃいけないの、しんどいofしんどい。
DLした体温と酸素飽和度を入力するアプリは朝の7時と夕方に入力しなければならない。時間になれば館内放送が流れるし、入力を怠ると部屋に電話がかかってくる。その電話さえ逃せば最悪、容体急変の疑いで部屋に突入すると言われていた()
看護師さんのお手を煩わせるなど言語道断、強制起床だ。

ほんとに怠惰の化身のような生活をしてるので朝を嫌う吸血鬼か、
朝に村焼かれたんかと言われるくらいには渡邊は朝が嫌いである。
でも朝起きないと気になるアレを取りにいけないのだ。

そう、食料(お弁当)である……。


③へ続く→
(写真:隔離2日目の朝飯とおやつのみかん)

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