見出し画像

【不妊治療】稽留流産で手術をしたときのこと

※手術をしたときのことを書いていますので、読まれる方はご注意ください。



稽留流産と診断されてから2日後に流産手術をした。手動真空吸引法といって、プラスチックの細くて柔らかい管を子宮に挿れて吸引圧で胎芽を吸着させて摘出する手術らしい。

当日は朝ご飯を軽く食べて病院へ向かい、子宮頸管拡張剤を挿れて、子宮口が広がるのを待った。この子宮頸管拡張剤を挿れるのが手術の中では1番痛かったかも。

手術は午前中の診療が終わってからなので、それまでは個室で過ごす。合間に看護師さんが点滴のために針を刺したり術後の薬の説明をしてくれた。

手術当日はかなり気持ちが落ち着いていたので、持ってきたKindleで好きな本を読んで、あまり心にさざ波が立たないようにした。

午前の診療が長引いたらしく、かなり待った後に手術室まで移動した。出産する台と同じ台で手足を固定されて手術の準備を待っていると、とょっとだけ絶望的な気分になったけど、麻酔を入れてからはあっという間で、気がついたら手術は終わっていた。

車椅子で個室に戻り、麻酔が抜けるまでベッドで寝て待つ。大丈夫になったらなースコールで看護師さんにひと声かけて帰っていいとのことだった。

採卵のときもそうだったけど、麻酔の影響はそこまで長続きせず、そういった点からいうとすぐにでも帰れたけれど、お腹がすごく痛くてなかなか動けなかった。重い生理痛のような感じ。後陣痛のような痛みがあると聞いたけどこんなにも痛いのか。

一瞬だけ波が引いたときを見計らって、なんとか帰宅したけど、食事を採る元気もなく、ゼリーを手早くお腹に入れて抗生剤や子宮収縮剤を飲んでいたら、夫が帰ってきた。心配で早退して帰ってきてくれたらしい。

家にある痛み止めを飲んでよいと言われていたので、解熱鎮痛薬を飲んでベッドに横になったけど、麻酔の影響か手が異常に冷たく、お腹も冷えていてとても痛い。痛い痛いと言っていたら、私が眠りにつくまで夫がお腹を擦ったり手を握って温めてくれた。切迫流産になってから、夫には良くしてもらいっぱなしだ。本当に感謝しかない。

一眠りするとだいぶん痛みもましになり、晩ごはんを食べれるまでに回復していた。晩ごはんは私の好物と、妊娠中に我慢して食べたい食べたいと溢していた生ものを使った料理が出てきた。お腹いっぱい食べて、その日はちょっとだけ泣いて寝た。

翌日、お腹の痛みとつわりがすっかりなくなった。完全に妊婦ではなくなってしまったみたい。

次は2週間後に術後の経過を見ることになっている。体調に不安はなく、日常を取り戻しつつあるけど、1週間で止まると言われていた出血がなかなか止まらずちょっと心配。

いずれにせよ妊活はちょっとだけ休憩したいかも。短い期間に立て続けに流産になってしまったら、ちょっと立ち直れない気がしている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?