沈めろメロンソーダ

六等星が爆ぜる時、君のためらい傷が光るよ。付け根のあおたん隠して笑う、まあるい孤独も役に立つ。揺らいだまでの君の瞳を骨になってしまう前にとらえてしまった。ぼくらはさびしいを食べて育ったから、なんだか途方もないことが苦しくてたまらないね。街のうつろいが厚かましい態度で急かしてきても、きみだけはエンターキーをゆっくり押すような人であり続けられるようにと願う。人混みの中裸眼でいられるくらいに強く、隣家から漂うご飯のにおいに泣きべそかいたりしないように。夜の湖畔で光の柱をつかまえたら、着地失敗計画に手をつけるよ。さようならの予感とブルーライトのまばたきを手のひらに握りしめて。

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