脊椎でぜんぶ絡めとるけれど

自分だけがさかさまの暮らし。言葉の中には何もない。こめかみには銃口が、爆速ではにかめるようになる。寿命を忘れて生き残る人間同士、肩をぶつけ合いながら口を開けて待つスクランブル。痛みの一つも映らない瞳でやさしく訴えるビジョンを睨みつける。ああもう中指でも立てたろかな。瘡蓋まみれの二人を隔てたありきたりな春。月は夜に横たわり、花は永遠みたいな面をして、して、して

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