イノセントエイジ
化石になったアカウント、誰かが見たひと時の夢。しばらくの間眺めればぼくの底はケロイドになる。ベランダ裸足で歩けよ、朝が染み入る肌のなか。騒音のそばで固まる家家を蔑みながら。
つまらなかったよセーラー服、終われないよこんなもの。ねばるおんなのこの香りと窓枠に弾かれた湯気。
もう間違えないように、もう間違えないように、
なんて言いながら、なんて言いながら、
罪を嗅ぎ回るようにして駆け抜けなきゃいけないよね。明日をぎりぎりで繋いだ、つぎはぎだらけの毎日。けどそれでいい?そんなんでいい?顔の見えないぼくが問う。転がる気持ちで跨ぐ川。そこの見えないぼくの皮。
鏡の前で飛び散った期限切れのコンタクトつけて、綺麗事に汚されたぬるい地図をなぞっていく。それっきり、瞼閉じれば瞬く影。
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