共同通信杯2021レース回顧

データ傾向からの結論
前走G12着のステラヴェローチェ(調教B)本命◎。新馬1勝クラス連勝のエフフォーリア(調教A)対抗〇。新馬勝ち組からディープ産駒シャフリヤール(調教A)▲、レフトゥバーズ(調教+)△、以下ディオスバリアンテ(調教C)×、ヴィクティファルス(調教B)☆。3連複もしくは3連単で勝負。

結果1着〇エフフォーリア、2着☆ヴィクティファルス、3着▲シャフリヤール、5着◎ステラヴェローチェでハズレ。ステラヴェローチェが1頭か2頭に先着を許す想定をし、2着固定3着固定の3連単流しをしたが、想定以上にペースが遅く(前半1000m 1.01.9)、前有利かつ極限の上がりが使える馬が浮上する展開になってしまった。以下各馬について振り返っていく。

1着〇エフフォーリア

テンのダッシュよく好位につけ、道中最初少し行きたがる面を見せるも折り合い、最後の直線も鋭く伸び、2 1/2馬身差で快勝した。すんなり前につけることができ、33.4の上がりでは後続勢は影を踏むことすら出来なかった。純粋にステラヴェローチェで比較するなら、1800m以上では朝日杯組よりはエフフォーリアのほうが強い計算が経つ。あとはホープフルS勝ちダノンザキッド、きさらぎ賞1着ラーゴム2着ヨーホーレイクとの力関係が残された課題。いずれにしてもクラシックに向け視界良好な快勝となった。横山武史騎手クラシック初制覇となるか今春の楽しみが増えた。

2着☆ヴィクティファルス

新馬戦の内容はよかったが、パドックでは馬体が緩く、ここではまだ途上でどんなレースをするか興味があった一頭(人気もあまりなく配当妙味という点でも)。出遅れて徐々に位置取りを上げ、3コーナーから4コーナーにかけて外々を回る展開で勝ったエフフォーリアをマークする形で直線へ。エフフォーリアには離されたがしぶとく伸びて2着を確保したのは立派の一言。今後が楽しみな一頭となった。

3着▲シャフリヤール

外枠不利な東京1800m。3コーナー4コーナーでは外々を回り、スローペースの展開から後方から大外から伸び、ゴール直前まで2着馬に迫っており、こちらも非常に中身の濃い3着となった。キャリア1戦でこの内容はこちらも立派。今後が楽しみな一頭。

5着◎ステラヴェローチェ

57㎏で先を見据えた仕上げということ、他の馬の執拗なマーク(特に松山騎手の外を蓋する騎乗が巧かった)、最後の直線もまとも追えていないことも響いて5着に敗れた。まだ結論づけられないが、距離も少し長いかもしれない。1600mまでがベスト??

9着△レフトゥバーズ

当日の馬体重+4㎏の422㎏であったが、華奢な馬体に映った。もう少し馬体が増えてきたほうがよさそう。スタートで出遅れ後方から最後の直線に懸けたが、このスローペースではなだれ込むようにゴールするのが精いっぱい。さらにシャフリヤールから寄られ、馬が少しひるむ場面もあった。馬体の成長と経験でまだまだ伸びしろがある馬で、長い視点で注目していきたい一頭。

11着×ディオスバリエンテ

好スタートを切ってスタート直後は先頭に立ったが、他の馬がかぶせてきて折り合いに専念した。少しクビをあげかかった面を見せたが必死に石橋騎手がなだめ折り合った。最後の直線では進路を探すのに苦労しまともに追えていないが、上がりの速いレースへの対応は課題として残った形。小回りや上がりのかかる馬場のほうが向いている可能性がある。中山や福島等での反撃を期待したい。

以上。

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