安田記念G1 2021レース回顧

データ分析&調教診断、展開予想、指数からの予想結論
指数を重視!本命指数ダントツ◎グランアレグリア、対抗指数2位〇インディチャンプ、単穴▲ケイデンスコール指数3位、以下△サリオス、×シュネルマイスター、特注穴馬☆ラウダシオン。

結果1着無印ダノンキングリー、2着◎グランアレグリア、3着×シュネルマイスターでハズレ。

1着無印ダノンキングリー

7か月休養明けで+6㎏。たしかに本来のポテンシャルからはかなり人気を落としていたが、近走内容からはなかなか思い切って印を打てなかった。振り返ってみると調教ではA評価をうっており、陣営コメントもここを目標に馬を立て直してきたようなコメントが見られ、ダノンの主戦騎手と言っていい川田騎手を鞍上に迎え、勝負気配はあった。レースではスムーズに4コーナーまで進め、直線では川田騎手のムチ連打にじわじわと応え、上がり3F33.1の鬼脚で迫るグランアレグリアを退けた。天皇賞秋シンガリ負けから立て直した陣営にアッパレであった。やっぱり調教や陣営コメントは要チェックと猛省。

2着◎グランアレグリア

近年の一流馬のレースへの仕上げは一回短期放牧に出されて調整されていることが主流になっており、ステップレースを叩いて本番が主流であった10年前くらいと異なっている。グランアレグリア自身も中2週は初めてで、paddockでの仕上がり具合は問題なかったが、レースでのスタートの位置取りがあまりよくなかった。馬場の影響なのか、コンディションなのか、メンタルなのか。後方のまま直線を向いてしまい、外にも前にも馬がいて直線半ばまで追い出せない。やっと進路を見つけると、さすがの脚で馬群を縫って迫るがアタマ差ダノンキングリーに届かなかった。

3着×シュネルマイスター

インディチャンプをマークするようにレースを進める。外枠のままに外を通り直線へ。他の馬の様子を伺うように直線向いても追い出すタイミングを見計らっていた。絶好のタイミングで追い出すと力強く伸びで、ダノンキングリーとグランアレグリアの強襲には屈したが、マークしたインディチャンプは交わして3着をもぎ取った。これは評価でき、秋のマイル戦線に期待が持てる内容であった。

4着〇インディチャンプ

直線で抜群の手応えの割に、一瞬の脚しか使えず最後止まってしまった。全盛期から少し衰えが見える。秋のG1戦線での印は抑えまで。

8着△サリオス

最後の直線で不利を受けたが、不利がなかったとしても馬券圏内は少し苦しかった。要因はいくつか考えられる。一つはこの4歳勢のレベル。4歳勢は古馬になってそこまでG1戦線で活躍しておらず、この代は古馬に混じると少しレベルが落ちる可能性がある。2点目はサリオス自身高速馬場決着に向かないこと。この33秒台前半の上がりを要求する馬場に対応できないとマイル路線での活躍は難しい。

10着▲ケイデンスコール

右回り阪神マイラーズCではなかったが左周りだと内にもたれる癖があるかもしれない。4コーナー勝ったダノンキングリーとほぼ同位置にいたが直線まともに伸びていない。

14着☆ラウダシオン

古馬混合G1ではマイルCS15着、高松宮記念14着、今回安田記念14着と単純にG1では力が足りないと判断。今後G1では無印で問題なし。

以上、グランアレグリアと未対戦の3歳シュネルマイスターや中距離路線のダノンキングリーが上位となり、ある意味腑に落ちる納得感のある結果ではあった。

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