フェブラリーS2021レース回顧

データ分析&調教診断、展開予想の結論
好成績のゴールドアリュール産駒の差し馬9サンライズノヴァ本命◎。前走1着5歳馬16レッドルゼル対抗〇、13ソリストサンダー▲、14オーヴェルニュ△。前走好内容2着ワンダーリーデル×、4着の6アルクトス×、サンライズノヴァとよく一緒に脚を伸ばしてくる差し馬10エアスピネルが☆。9サンライズノヴァから印に3連単フォーメーション❕

馬体重発表&パドックにてオーベルニュの状態に不安になり、△を14オーベルニュから3カフェファラオに変更し、本命1着固定および2着固定の3連単フォーメーションを購入。

結果、1着△3カフェファラオ、2着☆10エアスピネル、3着×ワンダーリーデル、11着◎サンライズノヴァでハズレ。。サンライズノヴァは高速前残りでインが伸びる馬場において、出遅れて大外回しては終わコンでしたね。能力的にはエアスピネルやワンダーリーデルに引けを取らないはずなので、残念。。上位3着は最内の隊列前から逃げたエアアルマス(5着)、2列目カフェファラオ(1着)、3列目ワンダーリーデル(3着)、4列目エアスピネル(2着)と最内インを進んだ馬が上位を独占した。以下各馬について振り返っていく。

1着△カフェファラオ

前走チャンピオンズC6着はこのメンバーで最上位であったが、この評価が分かれていた。馬具の工夫やルメール騎手の継続騎乗で、前売りオッズでは1番人気になり、グリーンチャンネル解説陣はこぞって重い印を打っていた。しかし、懐疑的な意見もあり、私もTwitterでアンケートを取ったが、まだ5歳以上との壁が存在するという回答が100%であった。。

好スタートではなかったが、出していって先行勢に取りつき、ちょうど内枠の逃げ馬3頭の後ろの空いたスペースに入り込み4番手追走。直線ではその外に出し、力強く抜け出して快勝した。道中プレッシャーや窮屈な場面がなく、スムーズなレース運びで直線向いた時点で手応えが違い勝負あった。東京1600mが得意そうなことは確かだが、馬具の工夫などで一時のスランプは脱した印象。今後もダート界で連勝街道を進む可能性が高い。次走は不明であるが、今年のダート界の主役候補となった。

2着☆エアスピネル

このレースで特注穴馬マーク☆を打ったのはこのエアスピネルであった。鮫島騎手が追い切り以外も積極的に馬とコンタクトを取っていたとの情報もレース後見られたが、鞍上の意のままにレースを運び、最内からスペースを探し、外に進路を見つけると上がり最速でゴールまで脚色衰えず2着にて入選した。素晴らしい騎乗であった。ダート路線転向後、ダート単距離でサンライズノヴァと差のない競馬をしており、サンライズノヴァをともに差し込んでくるパターンを期待したが、この馬のみ期待通りのレースをしてくれた。本命のサンライズノヴァに先着したことがなかったので、こちらを本命にすることはできなかったが、こちらを本命にしていたらなぁ。。。

3着△ワンダーリーデル

こちらも根岸S好内容2着で対抗〇レッドルゼルに逆転可能な馬として△とした。レースでは想定よりも少し前目につけたが、インから強襲し、最後前半前につけた分脚色が鈍ったものの大健闘の3着。インをついた横典騎手の好騎乗も光った。2着3着馬が8歳馬で両馬の年齢的な衰えを感じさせないのも素晴らしいが、4~7歳馬で有力馬がこのフェブラリーSに駒を進めなかったことも影響していると考えられる。G1としては少し小粒なメンバー構成であったことも否めない。

4着〇レッドルゼル

初距離1600mにしては健闘の4着。ほぼ2着エアスピネルと同位置につけ、着順は最後の直線のコース取りの差(内か外かの違い)であり内容は濃い。確かに適距離は1200mであろうが、1600mでもやれることを証明し、今後のレース選択の幅が広がった。なかなかダート1200mのG1はないが、秋のJBCスプリントでは主役候補。

6着無印インティ

想定外の戦法だったのが、このインティ。VTRを確認したが、出遅れたわけでもなく、武騎手も無理には逃げようとしていなかったので、選択肢の一つだったのだろう。一方で4コーナーで少し窮屈になり、最後方まで下がった不利もあった中で、馬群を割ってグイグイ伸びての6着は評価でき、差し追い込みでもレース可能なことを示したのは今後に向け大きい。後方からであればもまれることも少なく、年齢とともにテンのダッシュ力がなくなってきているので、今後はこの脚質でレースを戦っていくのがいいかもしれない。

11着◎サンライズノヴァ

出遅れて直線大外を回しては、最内を通った馬が独占している馬場傾向からは出番がなかった。中団につけ、レッドルゼルやカフェファラオをマークできる形になっていれば結果も違ったと思われる。敗因は出遅れと馬場傾向ではっきりしているので、今後も注意は必要。ただ年齢的な反応のズブさや衰えは多少有るかもしれない。

以上。


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