読売マイラーズカップ2021レース回顧
データ分析&調教診断、展開予想、指数からの予想結論:◎エアロロノア、〇ケイデンスコールのワイド1点。
結果、1着〇ケイデンスコール、2着無印アルジャンナ、3着無印カイザーミノル、5着◎エアロロノアでハズレ。
前半3F33.3、後半3F35.6でかなりの前傾ラップとなった。短距離では珍しくかなり縦長の展開となり、逃げたベステンダンク15着、2番手のフォックスクリークが14着からもハイペースであったことがうかがえる。以下各馬について振り返っていく。
1着〇ケイデンスコール
縦長のハイペースとなっても急遽の代打騎乗の古川吉洋騎手は慌てず騒がず8番手追走。直線に向くと絶妙なタイミングで追い出し、1 1/4差をつけて快勝した。これで今年に入って京都金杯1着、中山記念2着、マイラーズカップ1着ということで完全に復調本格化。安田記念に出走した場合注意が必要だろう。
2着無印アルジャンナ
出遅れ気味から、ケイデンスコール、エアスピネル、エアロロノア射程圏内に見ながら、4コーナーを迎える。直線では外のエアロロノアに蓋をされまともに追えない状態で直線半ばまで迎えてしまう。ケイデンスコールが伸びて開いたスペースを突くも2着が精いっぱい。ただ、2歳時3歳時に重賞で好走していた頃の状態に休養明け2戦目で戻ってきたことは大きい。今後も重賞戦線での活躍が見込める。
3着カイザーミノル
スタート出していった4頭の中で4番手に控える形になったが唯一掲示板に残ったカイザーミノル。このHペースの中の先行主張しての3着は評価できる。重賞でもある程度目途がたった。
5着◎エアロロノア
データ的には昇級初戦はマイラーズカップは不振であったため、同馬の予想に迷ったが、1勝クラスからの3連勝での3勝クラス突破であったこと、今年のマイラーズカップは例年と異なりG1クラスの馬が不在だったこと、調教が抜群の動きだったことから好走可能と判断し、本命視した。もう少しスローペースの上がり勝負になれば対応可能だったかもしれないが、縦長ハイペースの時計勝負になったことで、この乱ペースに合わせるのが精いっぱいで最後差し込んできてはいるが、道中追走に戸惑った分脚が残ってなかった。人気には応えられなかったが、アルジャンナマークを意識した分と外を回った分もあり、上がり2位タイの33.8で5着は初重賞挑戦としてはまずまず。
以上、例年のマイラーズCとは少し趣のことなるレースではあった。
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