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ジェネリックはなんで安いの?

とても多くの方から頂く質問です。
ジェネリックになると値段が先発医薬品の半分以下に下がることもあります。

患者さんからしたら安くなりすぎて、

「効果はしっかりあるの?」
「品質悪いんじゃないか?」

と不安に思われる方もいます。

「なぜ値段を下げることが出来るのか?」

についてお話すると、

先発医薬品は有効成分の候補を見つける所から始まり、成分の有効性や安定性を長い年月と多大な費用をかけて調べていきます。
(10年〜20年、数百億円といわれます)

先発医薬品が世に出て、
独占販売出来る期間(先発医薬品を創った会社の利益を守るため)が過ぎると、各メーカーがジェネリックを創って販売することが出来ようになります。

この時、ジェネリックは先発医薬品の使用経験や情報をもとに創ることが出来るのでいくつかの試験を省くことが出来ます。

先発医薬品のように有効成分の候補を見つける所から始める必要がありません。
(3年〜5年、数億円の費用で創られます)

そのため値段を安くすることが出来ます。

ここ数年のジェネリックメーカーの不祥事があり様々なイメージがあると思いますが、値段が安い理由にはこういった背景があります。

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