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なんでたこ虹が好きかっていう話

この前テレビ点けてたら『カミオト』という歌番組が放送されてて、「関西ローカルアイドルランキング」という企画でたこやきレインボーが2位に選ばれていました(ちなみに3位は大阪☆春夏秋冬、1位はNMB48)。

おそらくライブ会場かどこかでインタビューされた方がたこ虹について「かっこよさと大阪っぽさのギャップが魅力的」だとおっしゃられていて、「そうそうそうそう、たこ虹はかっこいいんですよね!!わかります!!」と全力で同意してしまったのですが、かっこいい部分とかエモい部分とか熱い部分とか、決して「かわいい」「おもしろい」だけではない魅力が外側にどれだけ伝わってるんだろう……と感じざるを得ないところがあって、いつも歯痒さを感じています。もしかしたら先日発表になった"卒業"後の展開がその歯痒さを解消してくれるんじゃないかなあという期待もしつつ、じゃあ私がなんでたこ虹が好きなのか、たこ虹じゃないとだめなのか、たくさんいるアイドルの中でなぜたこ虹なのか、その理由を書きたくなりました。

私がたこ虹を好きな理由、たくさんある中で一つ挙げるとすればそれは「熱さ」です。
好きになったきっかけこそ晩ごはん配信のわちゃわちゃと5人の仲の良さでしたが、コロナ禍での生配信でパフォーマンスを観るごとに、クオリティーの高さと熱量に圧倒されました。正直、それまではたこ虹のことなめてたなーと思います。それまでのイメージはずっと「ももクロちゃんのかわいい妹分」だったから。こんなに素晴らしいパフォーマンスをする人たちだと思ってなかったんです。
そして、最初は変な曲ばっかりだなあと思いながら聴いていた曲がいつのまにか自分にとって大事なものになりました。

私がたこ虹の楽曲の中でとりわけ好きなのが『ナンバサンバイジャー』や『ウエッサイ・ストーリー』のような「夢に向かって進み続ける」楽曲です。とにかく熱くてひたむきでかっこいいから。かわいい曲も好きなのですが、私はかっこいい曲を歌う彼女たちが大好きです。
他のアイドルグループと比べた時に、たこ虹は負けん気が強くて、我が強くて、ハングリー精神に溢れていてギラギラしているみたいなイメージがあります。ギラギラしてるって言うと悪い意味で捉えられることもあるかもしれませんが、私はこの貪欲な姿勢が魅力だなあと思っています。その裏にはものすごい努力と経験値があるから、それが伝わるから魅力的なのかもしれません。

曲の持つひたむきさにちゃんと説得力を持たせられるグループのストーリー性、曲とグループの歩みがリンクしているから彼女たちの歌はこんなにグッとくるんだろうな、と思います。曲のモチーフは関西色の多いものがたくさん出てくるし、「たこやきレインボー」「たこ虹」というワードが入っている曲もたくさんあります。一聴するとネタのように思われてしまいそうな曲は、「たこやきレインボー」でなければ歌えない曲ばかりです。その曲の中に5人のキャラクター性、活動のスタンス、夢に向かっていく姿勢、この5人として表現していきたいものが詰まっているからこそ他にない唯一無二の楽曲が生まれるのだと思います。そんな誰かにとっては「くだらない」と一蹴されてしまいそうなネタだらけの楽曲に命を吹き込めるのは彼女たちしかいないのです。

そして、彼女たちはその「たこやきレインボー」から5人揃って卒業します。卒業が意味するものがなんなのかはまだわかりきっていないし、これからの活動がどんなものになるのかもわかりません。ですが、これまでも掲げられていた甲子園球場と大阪城ホールでのワンマンライブという目標はこれからも引き継がれるのではないかと勝手に想像していますし、これからも5人でその夢の先を見せてくれるのだと思っています。その背中に置いていかれないように、私も全力で追いかけていきたいです。

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