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舞台「春母夏母秋母冬母」を観て

東京パフォーマンスドールの上西星来ちゃん出演の舞台「春母夏母秋母冬母」/CBGKシブゲキ‼︎の公演(2020/2/13〜2/19)が終わりました。

推しちゃんの久々のがっつりなお芝居、しかも二人芝居と言うことでとても楽しみにしていましたが、正直高を括っていた部分もありました(キャストが変わる作品だったため、星来ちゃんが出演されていないキャストの方々の組み合わせも見たかった、と後悔したことは別のお話です)。

親子のこと。人生のこと。而立と不惑の間で最近行き詰まりを感じつつある身分としては、心がぐらぐらと揺さぶられました。

推しちゃんがお目当てなので、何回も観るのは言わずもながらでしたが、この作品は素直に何回も観て良かったです。

「こなこ」という女の子と、「ゆきゆき」という男の子の淡い恋物語を中心に、それぞれの母と子が織りなすエピソード。やがて2人は成長するのですが、最後に全ての話がつながったとき、合間合間に散りばめられた、粉雪(こなゆき)が舞う中で歌う2人の印象ががらりと変わります。なので観劇2回目からは、最初にこの歌を聞いただけで眼がバキバキ。たまらない。

全体に通じる不思議な世界観と可笑しみは、根底にある儚さ、切なさ、悲しみを包み隠しているよう。後半は特に星来ちゃんのフルスイングなお芝居が面白いはずなのに、ギャップで泣けてくる。

そう。なんと言っても、星来ちゃんの剥き出しの演技と、響き渡る歌声が素晴らしくて。こんな振り切った上西星来見たことないぞ❗️と気持ちが昂りました。

初めて星来ちゃんのお芝居を見たのが6年前のTPDの舞台。単独で出演したお芝居が4年前。

ブランクという言葉はもはや見当たらず。持ち前のセンスもさることながら、努力と経験の積み重ねが窺えて、なんだか誇らしかったです。

回をこなす中で機微の違いも垣間見えて、ワクワクしました。星来ちゃんがまた素敵な作品に出会って、女優としても活躍してくれること楽しみにしています。

作品という形で忘れられない記憶になったので、興奮が醒めやらぬうちに、書き認めました。

#演劇 #春母夏母秋母冬母 #上西星来 #東京パフォーマンスドール