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2022
今年も終わる。心なしか長い一年だった。
今年を一言で表すなら、自省の多い一年だった。
仕事でも、恋愛でも、プライベートも、自分の欠けについて自覚的にならされる、そんな一年だった気がする。
28年も生きていれば、自分に足りない部分や、自分が逃げている部分についてはある程度自覚的になるものだ。が、長所と短所は裏返しであり、自らの欠けについて知りながらも、それもまた長所の裏返しだと正当化してきた。
けれども、その欠けによって、欲しかった多くのものが手のひらからこぼれ落ちていったことで、「自分とは何か」について否が応でも考える羽目になった。そんな一年だった。
後述するが、今年はとてもいい一年でもあった。いくつかの素敵な思い出は、何事にも変え難い。だからこそ、それを維持するために先のステージにちゃんと進まないといけない。いつまでもここにいて成長せずにいたら、いずれ置いていかれてしまうのだ。
それを自覚したのは友人との飲み。社会人も6年目ともなると、一般企業に勤めた友人と、違う文脈で生きてもう長い。ビジネスの最先端にいる友と、ずっと学校という箱庭にいる自分。決して悪いことではないけれど、残酷なくらいに感覚の差は開く。同じ話題に、同じ熱量で盛り上がらない自分に悲しくなった。
それが単に職種のせいなのか、レベルのせいなのかはわからないけれど、確実に出遅れてるんだろうなと思った。
友とは、同じように人生のステージを上らないと、友でいられなくなってしまう。そう感じた。
仕事だけではない、結婚もきっとそうだ。
いま親しい人が皆家庭を持った時に、今と同じ熱量で遊べるだろうか。否だと思う。人生にはステージがあって、それぞれのステージごとに命を燃やして取り組む使命があるのだ。いま仲良くしている人たちとは、それを共有しながら生きていたい。
もう一つ、仕事で企業に行くことが少なくないのだが、年下のビジネスマンに年下だと思われる。年上に至っては学生と勘違いされる。単に若作りがうまくいっているだけならいいんだけど、全然嬉しくない。そんなにガキっぽくなったのだろうか。
仕事にしても、そろそろ立っているだけで貫禄が欲しいくらいなのだ。こんなんじゃ話にならない。
just you blab
お前は嘯く
無くして初めて得るものがあるなんて
just you blab
何度あやかるんだい
次々無くしてはまた許されて
(日食なつこ 『エピゴウネ』)
そろそろ許されなくなるんだろう、無くしている場合ではきっとないのだ。負け越しはそろそろ止めないといけない。
28歳になってこのブログを書いてから半年。自分の誕生日はちょうど年の折り返しなので非常にわかりやすくて助かるが、半年経って、まだこの時の悩みは持続している。でも全く変わっていないわけではない。いくつかのターニングポイントを経て、この時より人生はわかりやすくなった。半年で得たキーワードはこんな感じ。
「無闇に焦っても仕方ない」
思考停止の無気力はダメだが、手に入らないものを無理やり手に入れようとするのも違う。いま手に入らないものも、いつかタイミングが来た時に逃さなければ良いのだ。少しづつ、やれることをやること。できれば、逃げていたことに目を向けること。
「自分らしさは大切」
自己肯定感を失ったり、そこを削ったりするのは違う。自分は自分。さっきは飲みの悲しい話をしたが、同じ飲みの席で悩みを打ち明けたら、お前のいいところを失うなと言われた。ちなみに今年悩みを打ち明けた友人たち全員がそれは違うだろと声を大にしてたからそうなんだろう。わかってくれている奴はきっといっぱいいる。感謝。
ネガティブな文をネガティブに終わらせるのは性に合わない。このくらいの落とし所にしておこう。
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さて、ここからは明るい話題を。今年は一年、めちゃくちゃ楽しかった。
湯木さんと、ゆきんこ絡みのイベントは前のブログでも話したがまじで一年中あった。
1月:ま展
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2月:告白ライブ
3月:Wは誰だ展、チームラボ
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4月:いつかのっとかむ、久々のメンツでの飲み
5月:遠征月間。秋田、名古屋、札幌、博多
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6月:Wは誰だfinal、パシフィコplants出店
7月:下北沢フェスごっこ
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8月:ハグロック、大阪神戸旅行、
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9月:PATライブ、HAKOBUne summer2022
10月:大阪城野音
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11月:許華さん個展、plants保土ヶ谷出店、月見ル
12月:ジェドゥーナワンマン、PATワンマン、年中行事伊豆、美波ワンマン、ゆくわしつ
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書けてない小さなことも含めたら他にも絶対ある。これだけのイベントに行けている年ってないんじゃないか??ってくらい充実のプライベートだった。
もちろん、湯木さん絡みだけでなく、中高の友人、大学の友人、様々な場所で出会った友人達にいろいろな価値をもらっていた気がする。2、3年ぶりにあった友人や先輩もいたな…思い返せばほぼ毎週誰かと会ってるんじゃないか?今年。仕事だけにしか行けてなかったの、まじで10月の頭くらいな気がする。
あとプライベートで言えばW杯!あんまり期待せずにいたけど、日本がスーパー番狂せを起こしまくったグループステージから、数々のドラマを産んだ決勝トーナメントまで、寝不足でやばい3週間だったけど、4年前を思い出す最高の時間だった。
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さっきは仕事の悪い部分に言及してたけど、仕事の方も最高に楽しかった。今年は卒業年の担当。クライアント達との最後の授業も終わり、あと全員集まって会えるのは6回。秋入試組は全員第一志望に合格し、(大快挙)全員驚きで声を失うレベルの番狂せ快挙(模試偏差値20超えの大学に合格)を成し遂げたやつもいた。
初担任を持った娘達と、ここまで一緒に伴走できて本当に良かった(まだ早いけど)今は一般受験勢の応援をしながら最後のまとめをしているが、完全にこの一年の生き甲斐だった。さっきのイベントスケジュール、4月とか10月が空いてるのわかりやすくて笑っちゃうけど、それだけ熱量高く打ち込めたのはクライアント達のおかげである。感謝。
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なんにせよ、あいもかわらず関わっていてくれる全ての人に恵まれすぎている人生だから、感謝を忘れずに、彼らにいつも価値を与えられるような大きな人間になっていきたいとそう思う一年でしたね。これからもよろしくお願いします。
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さて、最後は恒例の湯木さんへ。今年の湯木さんのテーマが『W』だったのと同じように、僕も表裏一体。充実と悩みの二つの側面のある一年でした。湯木さんにも、いつも通りたくさんのかけがえのない喜びをもらったり、悩んでた点に関しては結婚報告でとどめ刺されたりもしたあたり、心の動かし方も飴と鞭って感じで人生を感じました笑
昨日のブログの動画のテーマでもあったけれど、人の人生は物語のようで、心動いたらこれは自分の物語にもなるという湯木さんの言葉通りの一年だった、そんな気がします。「これは一体、誰の物語だ?」湯木さんの物語はいつだって僕の物語に深く突き刺さるわけです。今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
鷲津
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