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タラレバ反省会(1)買った株を継続保有していたら・・

以前に保有していた複数の銘柄の内、同じ時期に売買していたエムスリー、朝日インテック、トーカロの投資成績についてまとめました。ついでに、もし継続保有していた場合のタラレバ利益も計算しました。

3銘柄の平均ROE, 平均EPS成長率

3銘柄の特徴ですが、平均ROE, 平均EPS成長率は高く成長株と言えます。
エムスリ―は医師向けに医薬品情報をネットで届けるシステムを開発販売している会社.。コンサルタント出身の谷村社長が創業。

朝日インテックは医療用のガードワイヤ―を開発している会社で、血管が詰まった際に太もも付近から挿入して血管を広げます。

トーカロは金属の表面加工の会社で、この処理で金属表面を強化して寿命を延ばせます。トーカロは実家近くの県営明石球場の命名権を取得しました。(トーカロ球場になりました、なので興味を持って株を購入)

以下、それぞれの銘柄の投資結果をまとめました。

エムスリ―株の投資成績

今では成長株の代表格、エムスリー。2015年に700株買って、2017年に全株売却して利益が41万円。その後、何度か売買してさらに100万円以上儲けました。それで、満足していましたが・・そういう売買スタイルでは、大きな資産は築けない事が後になって分かりました。もしも, 2022年まで継続保有を続けたら・・計算してみました。

エムスリ―株を継続保有したら・・

2022年1月まで保有して売却した場合は1161万円の利益が得られたハズ。株価の上げ下げは気にせずに持ち続けるのが大事ですね。でも、持ち続けられないんですよ・・

次に朝日インテックの投資成績です。
291万円で朝日インテックの株を購入して、2015年から2017年まで保有していました。売却益42万円。

朝日インテック株の投資成績

もし2015年から継続保有していれば、下表のように2022年1月で825万円の利益が出たはずです。

朝日インテック株を継続保有したら・・

次にトーカロ株の投資成績です。
139万円でトーカロの株を購入して、2015年から2017年まで保有していました。売却益43万円。

トーカロ株の投資成績

もし継続保有していれば、2022年1月で217万円の利益が出たはずでした。

トーカロ株を継続保有したら・・

上記の結果をまとめました。

実際の利益とタラレバ利益の比較

結論
2015年から2017年まで(3年間)、エムスリー、朝日インテック、トーカロに総額605万円を投資して、126万円の利益を得ました。年平均利回りは6.5%で、さすがに米ドル債の利率(3~4%)には勝ってました。

この時期、株価はあまり上昇しなかったことが伺えます。
エムスリ―、朝日インテック、トーカロの2012~2022年の平均EPS成長率は
29.5%, 26.5% ,13.7%ですので、計算上はこの比率で毎年株価が上昇していくハズです。一方2015~2017年の投資利回りはエムスリ―、朝日インテック、トーカロで、それぞれ7.3%, 4.6%, 9.4%でした。成長時期を外したせいか、投資成績が振るいませんでした。

もしも、 2022年まで延長して継続保有(7年間)していれば2203万円の利益が出ていたハズでした。年平均利回りは21.2%になっています。

銘柄の選定はマズマズでしたが、長期保有できなかったので株価上昇時の果実が充分には得られませんでした。どうやって株価の上下に動揺せずに長期保有できるか・・これが課題ですね。


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