「彩羽真矢氏」に人生を教わる


最近職場で音楽の代わりに、ラジオやYouTube(音声のみ)を楽しみながら仕事している。集中力的にはどうなんだろうと思わないでもないが、低空飛行のモチベーションを保って職場に居続けてるんだから、これくらいは許してもらおう。

私のYouTube履歴は「宝塚」「もふもふ(犬猫)」で埋め尽くされているので、おすすめにはそのような動画ばかり。その中のある動画をふと見てみたら、思いもかけず人生を教えられたのだった。

彩羽真矢氏

皆さんは「彩羽真矢氏」をご存知だろうか?宝塚OG(90期生、男役)で、現在はアイドルとして活動している。私が彩羽氏を知ったのは、「宝塚メイクしてみた」とか「踊ってみた」みたいな動画だったと思う。その後テレビのバラエティー番組で見る機会もあり、「OGにもこんな活動してる人もいるんだ〜」という印象しかなかった。

宝塚受験生の本気

その彩羽氏のトーク動画をおすすめされたので、ラジオがわりに聞いていた。これがなかなか四十路女の心に刺さった。

「夢があるけど進めない…」たくさんもらう質問に答えました。

「夢があるけど進めない」というファンからの悩み相談に答える動画なのだが、彩羽氏の答えがなかなか重く響いた。「夢に挑戦したいけど、そのことを親に言えない」「やりたいことがふたつあるけど、ひとつに絞れない」なんて相談に、「それは本気で目指したい夢じゃない」と断じる。

「今現在そんな状況なのなら、それはやらなくてもいいことだと思います」」
「私は宝塚を目指す時、それを親に相談するのに何の躊躇もなかった」
「宝塚を目指すと決めた時から、入れることしか考えなかった」
「2年間だけのお稽古で宝塚受験したけど、その2年間はとても壮絶でめちゃくちゃ頑張りました」

壮絶だった宝塚受験生時代の話 ←「壮絶な2年間」の詳しい話はこちら。

「夢」とはやらずにはいられないこと

彩羽氏の話が伝えてるのは「夢とはやらずにはいられないこと」ということ。そこに向かって努力することを「頑張らないとできない」時点で、それはもう夢じゃない、ただ「やれたらいいな〜」程度の妄想。

うーむ、これはなかなか厳しい言葉だけど、すごく納得。そうだよな〜、それくらいじゃないとやりたいことなんて実現できないよな〜。つまり、「やらずにはいられないこと」だけやって生きるしかないということだな。

彩羽氏、アイドル活動の楽しげな雰囲気だけが印象にあったけど、やっぱり宝塚OG、只者ではないな。アイドル活動にはあんまり興味はないけど、草葉の陰?で応援しております。


私の文章に少しでも「面白さ」「興味深さ」を感じていただけたら嬉しいです。