本を読む人、読まない人

私にとって世の中の人は「本を読む人」と「本を読まない人」に大別される。私はできれば「本を読む人」とお付き合いしていきたい。相方が本を読む人で良かった…。ってか、そうじゃないと好きになってないか。


「本を読む」という行為

今は物としての書籍を読むこと以外に、電子書籍、ネット上のあらゆるテキストなど、媒体が多様化している。スマホでメッセージをやり取りするのも「読む」だが、私にとってこれは「本を読む」には含まれない。

【私にとっての「本」に含まれるもの】

•物としての書籍(ある分野の漫画含む)
•電子書籍
•ネット上にあるコラム的テキスト
•ネット上にある物語的テキスト  など

広義でいうと「映画」「演劇」の鑑賞も含めたいかも。


疑似体験

本から得られるのは「自分以外の人の体験、思考、感情」である。それはフィクションであるか、ノンフィクションであるかでそれほど違いはないと思っている。フィクションであっても作者の体験その他が反映されているし、ノンフィクション、お勉強的本だと著者の思考その他がストレートに現れる。

以前にも書いたが、1人の人が経験できることには限界がある。それを補うものとして「本」があると私は思っている。世界のあらゆることを知りたいと思うのは、人の基本的な欲求であり、それを満たすために人は本を手に取るのではないか。本から知識や経験は、私たちが生きる上での指針となり、新しい世界へと導いてくれる。


自分を消すことによる癒しの効果

読む本が物語であってもなくても、本に没入する行為は高い癒しの効果があると思う。スポーツやその他の娯楽活動でも同様の効果があるが、本の場合は「7分」読むだけでリラックス効果が得られるらしい。読むものさえあればできる活動であり、時も場所も選ばない。

日常的に本を読む私からすれば「本を読まない人はどうやってストレス解消してるの?」って思ってしまう。読みたい本を読む、これ以上の娯楽があるのかとまで思う。それくらいの深い体験なのである。


本を読まない人の特徴

全く本を読まない人がいるとは思えないが、人によってその頻度や意識的にそうしているかに違いがある。私の周囲の人で考えても「この人きっと本読まないんだろうなー」と思う人がいる。それって何の違いなんだろ?

【「この人、本読まないな」と思わせる人の特徴】

•語彙が非常に少ない。
•知識が少ない、偏っている。
•概念的思考が苦手。
•思考が硬直している。自分と異なる価値観に対応できない。
•感受性が低い。想像力がない。

こういう特徴があるため、「話していてつまんない」ってなる。


人類の共有財産

世にある全ての本は、人類の共有財産だと思っている。記憶を共有すること、そこから文明は始まっている。その活動に参加しないなんて、人がせっかく提供してくれているあらゆる経験に触れないなんて、人生損してる。

何の活動もせずに本ばかり読んでると、いろんなバランスが崩れてくるが、それはまた別の話。今あんまり本を読んでない人は、是非読もうね!手始めにこの記事でもいいから!

私の文章に少しでも「面白さ」「興味深さ」を感じていただけたら嬉しいです。