〜超合金ロボから人間へ〜 ストレッチにより可動部が増える

日常的にストレッチをすることを心掛けてはいるが、体調その他により鍛錬が手薄になる時期もある。そうすると、それまでのストレッチで少しは解れていた部分が再び動かなくなる。そして再度ストレッチを開始すると、全然動かなかった頃には分からなかった、またストレッチで動くようになった時にも負荷なく動く故に分からなかった「ストレッチにより増えた可動部」の存在が意識できるようになった。

ちょっとした「伸び〜」や、体育の準備運動的な簡単な動作も馬鹿にしてはいけない。続けていると、知らない間に少しずつではあるが体が解れているようだ。その証拠に、しばらくストレッチ的動作をサボっていると、ちゃんと?体が硬くなっている。いつの間にか元の猫背に戻り、背筋を伸ばそうと思っても思い通りの姿勢にならない。


生まれてこの方「超合金ロボ」

私は小さい頃から体が柔らかかったことがない。小学生の頃から既に、前屈運動で足の先を手で触ることができなかった。それはもう、可動部が関節しかない超合金ロボのような体。そんなだから運動は全くできなかった。運動のできる人の動きを真似しようとしても、同じように体が動かない。これは運動神経云々の前に、異様に体が硬いことも原因だったと思う。整体にいかないといけないほど背中が痛くなったのも、背中の筋肉があまりにも硬いからだと思われる。

大人になって芝居の稽古やダンスの練習を通じて、「体ってちゃんと訓練すれば、ちょっとは進化する!」ということにやっと気づく。ここ数年は「痩せるより、筋肉と柔軟性のある体で美しい姿勢」がテーマ。ストレッチを心掛けるようになってからは、背中が痛くなることもなくなった。しかしサボると就寝中に首周辺が痛くなり目が覚める。ストレッチを再開すると、この症状は出なくなるのだ。



相方の指導でストレッチ

ここ数日は日中のストレッチに加え、ベッドで寝る前に相方と一緒に軽くストレッチ。相方に腕を後ろに引っ張ってもらったり、私のストレッチを相方に指導してもらったり。前から良くやっていた「猫のポーズ」では、「もっとお尻を後ろに突き出すようにした方が、肩甲骨周辺が伸びるよ」と教えてもらう。試してみると、他の動作では伸びにくい背中の真ん中辺りが伸びてる感じがある。おぉ〜、さすがエクササイズおたく。

このようにしてアラフォーにして、若い頃より美しい姿勢を手に入れている。お肌はどんどん劣化してるけど気にしない。姿勢がきれいで、適切な筋肉が付いていることの方が私には重要。少しは超合金ロボから人間に近づいたかな?

私の文章に少しでも「面白さ」「興味深さ」を感じていただけたら嬉しいです。