見出し画像

「わたしを作った児童文学5冊」というタグが流行っているな?

こんにちは。「#私をつくった児童文学5冊」というタグがTwitterで流行っているようなので、小学生の時に読んだ本を思い出してみようと思います。

ちなみにわたしは児童文学はほとんど読んだことがないです。

5冊じゃないしだいたい児童文学じゃないけど許して。

ハリーポッターシリーズ

結構好きだった。まだ謎のプリンスまでしか出てないときに、姉が持っていたのを借りて一気読みした。小5くらいのときかな?

それ以前にも挑戦(?)したことはある。小1のときに、図書館に行ってみるという授業があり、隣町に行ってみんなで図書館で好きな本を借りた。わたしは、みんなにすごいと思われたかったので、有名で長そうなハリーポッターの本を読もうと思った。シリーズの順番などという概念は知らなかったので、なぜか炎のゴブレットを借りた。もちろん全然読まないまま返した。

小5?で読んだ時は、シリウスやルーピン先生に恋した。ルーピン先生が結婚した時や、シリウスがいなくなったとき(ヴェール?の向こうに行っただけだから死んでないと信じてる)は、悲しかった。

映画は炎のゴブレットまでしか見てない。アズカバンの囚人で、スタンリー・シャンパイクがイケメンだったのでガチ恋した。本ではアズカバンより後の巻でも出てくるのに、映画は出ないらしいので悲しい。金曜ロードショーでハリーポッターが放送された回で、「この後スタンリー登場!」と書いてたのでワクワクしてたら、金曜ロードショーのイメージキャラクターの「スタンリー」のことで、がっかりした記憶がある。

わたしは本を読むときに脳内で声が再生される派で、名前を言ってはいけないあの人の声を想像するのが大変だった。声の特徴が複数記述されていた。甲高い声と、しゃがれた声だったか低い声だったか忘れたけど、そんなん。

下着のひみつ

まじで小学生のときひみつシリーズばかり読んでた。チョコレートの秘密とかも読んでた。

下着のひみつは、エロいのを合法的?に読めるのでよく読んでいた。下着にすごく詳しくなった。

ワコールのジュニアブラはかわいいが高くて欲しいと言えず、しまむらで安いやつを買ってもらった。今の子供たちは、ユニクロでジュニアブラを買えるから、ブラジャーに対するハードルが低くなったんじゃないかなと思う。その点に関してはユニクロ良いことしたな!と思ってる。

怖い話系の本

まじで小学生のとき怖い話ばっかり読んでた。小学校にあった怖い話系の本はほとんど読んだと思うけど、怪談レストランは怖い話がメインコンテンツではない気がして、あまり読まなかったような…違う本だったかな?

はだしのゲン

小4のときに、小6の人が紹介してるのを見て、「怖い(グロい)話が読める!」と思って読んだ。

普通にトラウマになった。原爆が投下されて、女の子にガラスがびっしりと刺さってる絵が特にトラウマになった。

読んだ日から数ヶ月くらい?原爆が落とされたらどうしようと不安で不安でたまらなくて、寝る前に「原爆は落とされない…断言する」(当時流行っていた細木数子のセリフを真似た?)みたいなことを繰り返し繰り返し頭の中で唱えないと寝られなくなった。

この漫画は「わたしを作った」というよりは「わたし(の精神)を壊した」という表現の方が近いと思う。

大人になってから恐る恐る読み返してみたら、グロい描写も大丈夫だった。

わたしは小学生のときにはだしのゲン以外にも戦争関係の本はそこそこ読んだ。はだしのゲンでトラウマを植え付けられたというのもあり、戦争反対の意識は普通の人より強くなったと思う。でも、子供にはだしのゲンを薦められるかと聞かれたら、簡単にYESとは言えない。

世界の七不思議みたいな本

どの本だったかは覚えてないけど、世界の七不思議の本。わたしの小学校では「プレイルーム」という、靴を脱いで上がる遊び場の周りに本棚が並んでいる部屋が事実上の図書室だった。「図書室」はその部屋とは別にあったけど、6畳くらいしかなくて、いつも暗くて、あまり面白い(と思える)本が置いていなかった。世界の七不思議は、「図書室」で見つけた掘り出し物だった。

その本には、広く認められている世界の七不思議と、新・世界の七不思議が紹介されていた。わたしはその本でタージマハルを知り、その美しさに心を奪われた。死ぬ前に一回くらい見ておきたいな。

生物の消えた島

絵本です。火山の噴火によってできた島の生物の遷移について書いている本です。教室に置いてあって、毎日朝読書の時間に繰り返し読んでいた。地図帳も一緒に開いて、その島の場所を確認していたら、担任の先生に怪訝な顔をされた記憶がある。

最近、どこかの火山の噴火かなんかのニュースかなんかを見たことがきっかけで思い出して、図書館で読み返してみた。

生物の遷移やニッチという高校生物で習うような内容が、こんなにも面白く小学生向けに書かれているということに感動した。島に蜘蛛が飛んでくる話とか、ネズミが人間と一緒に船でやってくる話とか、面白かったな、と懐かしく思い出した。当時はどちらかというと生物への興味というよりは噴火で島が生まれるというダイナミック?な現象への興味が強かったのかもしれない。

その本に夢中になっていたことなんてすっかり忘れていたのに、知らず知らずそういう系の進路に進んでて、研究したいことがなくてさあ大学院を辞めるぞってタイミングでこの本に再会して、わたしの所属している研究室でも、この本みたいな研究ができるんだよなって思って、ちょっと後ろ髪を引かれた。

葉っぱのフレディ

絵本です。純粋に面白いと思っていたのかはわからない。ただ、「この本は他の絵本とは違うぞ」というのを感じ取っていて、この本が好きな自分は頭が良い(?)と自覚?していた。

わたしの小学校では本をおすすめする手紙を書くというイベントを毎年やっていて、小6のときに、小1の子にこの本をおすすめした。「フレディが死ぬのが悲しかった」という感想を書いたお返事をもらった記憶がある。ちなみにその子との関係は、特に言葉は交わさないが、昼休み等にその子がブランコをしているときに、ブランコを押してあげるという謎の関係だった。わたしは人見知りなので関わりがある下級生はその子しかいなかった。ちなみにその子のきょうだいが後々東大に入学し、学食で一緒にご飯を食べた。

おーいでてこーい(ショートショート集)

小6のときに、幼なじみの女の子に「この本面白いよ」と薦められて読んだ。面白かった。

「おーいでてこーい」はオチがわかりやすかったので理解できた。ボッコちゃんは、小学生のときにはオチが理解できず、高校生くらいのときに読み返してやっと理解できた。

この本は、子供向けの本から大人向けの本への橋渡しをしてくれたという点でわたしの人生においては重要な本かなと思う。というか、これ以前にはハリポタとか絵本くらいしか(ちゃんとした?)文学?お話?と言えるようなものは読んだことがなかったから、本って面白いんだと思えたのもこの本のおかげだと思う。

ちなみに現在の交際相手を好きになったきっかけも、その人が星新一全集を読んだことがあるということだった。

古事記(角川ソフィア文庫)

小6のときに母が買ったのを借りて読んだ。面白かった。古事記結構エロいよね。

これを読んだことをたぶん担任に言ったらそこから校長先生に伝わり、毎年発行する全校生徒向けの文集の校長の挨拶みたいな文章の中で名指しで誉められた。自分が贔屓されているということがわかり、なんか嫌だった。

----------------

以下、そこまで自分の人生に影響を与えてなさそうだけど読んだことがある児童文学っぽいやつ

星の王子さま

母と姉が読んでいたのを借りて読んだ。そこそこ面白かった。

こちら「ランドリー新聞」編集部

高学年のときに、他の人に本をおすすめする授業があり、リレー形式で(AさんはBさんに、BさんはCさんに…)お薦めする人を決めるために、順番にすきな人に風船をパスして行ったのだが、わたしは人望が無かったのか、一番最後に風船を受け取ったため、担任の先生に薦めるしかなくなった。

お薦めするための本をまず読むのだが、せっかくなので褒められそうな本を読もうと思い、国語の教科書におすすめの本として紹介されていたこの本を読んだ。本の紙が臭かった記憶しかない。

もちろん担任の先生には褒められた。

どうでもいいけど、この本の題名を「こちら(人名)(メディア名)局/社」(例:こちらエミリー新聞社)みたいな感じで覚えていて、今回題名を調べようと思ってググっても全然出てこなかった。こちら妖怪新聞社とこちらムシムシ新聞社しか出てこなかった。

エミリーのしっぽ

装丁が(ホログラムで?)キラキラしていて綺麗だったので誰に薦められるでもなくなんとなく読んでみた。純粋に装丁だけで選んだ本は人生でこれくらいかもしれない。ネットで画像を検索してみたけど、あのキラキラの美しさは実物を見ないとわからないのが悔しい。あと、あの緑っぽい水色や、マイバースディ(お姉ちゃんが持ってた雑誌)の表紙みたいな絵柄も魅力的なんだよね。

内容もそこそこ面白かった。日本と海外のお風呂文化の違いを知った。

わかったさんシリーズ

わかったさんのシュークリームだけ家にあったので何度も読んだことがある。

わかったさんのクレープは、わたしがおそらく人生で唯一親にねだって買ってもらった児童文学だと思う。わたしは小学生のときは漫画とゲームしかしていなくて、漫画は親によく買ってもらっていた。

ある日、親とスーパーに行ったときに、スーパーの中にある書店で、なぜか漫画でない本を買ってほしいと思った。たぶん、本を買ってもらうことで、親に愛されているという証拠?が欲しかったのかもしれない。本であれば、何でもよかった。当時、知っている児童文学がわかったさんシリーズしかなかったから、とりあえずわかったさんのクレープを選んだ。親は、イライラしながら買ってくれた気がする。

わかったさんのクレープの内容はあまり覚えていない。買ってもらうことが目的だったから。わかったさんのシュークリームの方は何度も読んだので内容はなんとなく覚えている。そういえば、こまったさんシリーズというのもあるみたいだけど、どう違うんだろう。

----------------

番外編

天才脳を作る最強ワーク

「E系ハイブリッドガール」という少女漫画の単行本を買ってもらうために、隣町の小さな本屋に行ったのだが、その漫画はなかった。その代わりになにか買ってもらわなきゃと思って選んだのがこの本。

なんでこの本を選んだんだろう。天才脳になりたかったのかもしれない。もちろん親に薦められたわけではない。

内容は、1〜30くらい?までのバラバラに並んだ数字を順番に指差していくワークとか、枕草子(春はあけぼの〜冬はつとめて)の音読とか。

なんかしばらく自主的に取り組んでいた気がする。天才脳になりたかったのかもしれない。

わたしは天才脳になったのだろうか。結果的に東大に受かってしまったが、この本の影響はあるのだろうか。著者に聞いてみたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?