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2024 『東京新聞杯/きさらぎ賞』 レース回顧

東京新聞杯はウインカーネリアン、きさらぎ賞はインザモーメントから狙いました。どちらも勝利が見えていただけに、悔しい結果に…。
短期免許で来日中のキング騎手が土日の東京メインを両獲り!!重賞も2勝目となり、上手さが光ります。

2/4(日)【東京新聞杯】
<1着・①サクラトゥジュール>

勝ちに行く競馬をしたウインカーネリアンをねじ伏せるように差し切りました。展開が恵まれたわけではないですし、ハンデ戦でもありませんでした。この馬は軽い芝も重い芝もこなすタイプで、ベストは1800mだと思っていましたが、今回は1600mでの勝利。本当に狙い撃ちするのが難しい一頭です。「今回はペースがとても良かったので、前走よりは折り合って、レース中はリラックスできた」(キング騎手)
<2着・ア⑤ウインカーネリアン>
内枠からスムーズにハナを切って刻んだラップは前半3F《34.4秒》。これは昨年、制覇した時と全く同じラップです。しかも、《34.5秒》という昨年以上の上がりでまとめています。勝ち馬を褒めるべきです。
<3着・⑧ホウオウビスケッツ>
1600mへの距離短縮がプラスに働きました。短い距離の方が合っていることを示しました。新馬戦以来のマイル戦でしたが、時計・上がり共に大幅な短縮に成功しましたし、再び岩田康騎手と奥村武師の最高タッグが実現しました。また、岩田康騎手は「進路取りに失敗した。内を突けば2着はあったと思う」とコメントしています。
<4着・②アスクコンナモンダ>
上がりが掛かってほしいタイプだけに、重賞で上がり《33.2秒》をマークして4着まで来たのは大きな収穫となりました。もう少し上がりが掛かれば楽に重賞制覇できそうです。
<6着・軸⑥マスクトディーヴァ>
痛すぎるスタートの出遅れでした…。普通なら大敗してもおかしくありませんが、すぐに馬群に取りつき、勝ち馬から《0.4秒差》まで差を詰めました。やはり、ここでの実力は抜けています。
<9着・⑨ウンブライル>
ルメール騎手は「休み明けの分かな」と話していますが、それよりも明け4歳のマイル路線組のレベルが低くなっています…
<10着・穴⑬トゥードジボン>
「ここ何戦かより力み気味だった分、終いは苦しくなってしまった」と藤岡佑騎手。その原因が分かりませんが、ここまで負ける馬ではないのは確かです。
<12着・⑦ジャスティンカフェ>
「前回より折り合いもついていたが、直線の反応がなかった」と坂井騎手がコメントしている通り、直線では全く伸びませんでした…

2/4(日)【きさらぎ賞】
<レースのPoint>

・荒れ馬場の割に上がり早い
・ワンツーは差し勢だが、展開は先行有利(1000m通過《60.2秒》)
<1着・⑫ビザンチンドリーム>
大外枠でも出遅れてしまったのは今後に向けて大きな課題となります。それでも、レースぶりから1800mへの距離短縮はマイナス材料でしょうし、展開を考えてもよくアタマまで届いたなと思います。上がり最速《33.7秒》という強烈な切れ味をここでも発揮しました。
<2着・穴③ウォーターリヒト>
前走のシンザン記念では上がり《35.2秒》。今回は上がり《33.8秒》という驚きの瞬発力を披露しました。1800mへの距離延長も全く問題ありませんでした。
<3着・⑤シヴァース>
M.デムーロ騎手は「行きっぷりがとにかく良かった。ただ、少しワンペースなところがある」とコメント。ハナを切る形はジョッキーの好判断でしたが、上位2頭の決め手を褒めるべきでしょう。
<4着・穴②インザモーメント>
直線はアタマまで来たか!!と思うほどの伸びを見せました。実際、鮫島駿騎手から「直線は一瞬先頭に立つところがあった」とコメントが出ています。やはり、2000mよりも1800mの方が合っています。
<5着・⑨ジャスティンアース>
「馬場に脚を取られて伸び切れなかった。まだ成長途上」(松山騎手)
<6着・⑧ファーヴェント>
「かわいそうなゴール前になってしまった」と川田騎手。直線でウォーターリヒトとシヴァースに挟まれる形になり、レースをやめています。
<7着・⑩ブエナオンダ>
「少し距離を詰めてもと思う」(武豊騎手)
<8着・穴⑦レガーロデルシエロ>
あまりにも負けすぎの印象です。1800mが長いのか?


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