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村上淳は間違っているのか?【目無し問題】

こんにちわせりん、わせりんです。

今回はみんな大好き無料記事です!よかったですね。

今、巷で話題の目無し問題について便乗して私の意見を書きたいと思います。いつもの記事と違って長くないです笑 サクッと読めます。

そして、こう言うのはハードル下げてるみたいであまり好きではないのですが大した記事ではありません笑

昨日、Mリーグ2020が風林火山の優勝で幕を閉じました。

その際に、ドリブンズの村上選手が目無しにも関わらず普通にあがりに向かい、結果として半荘のトップを取ったことで大きな話題となりました。

まさに賛否両論で、村上選手は責められるべきではない!という人もいれば、目無しがトップを決めるなんて興醒めだ!という人もいました。優勝を逃したアベマズやサクラナイツのファンの方がそのようなことを言ってるのもちらほら見かけましたね。

この目無し問題は昔からある問題です。

今回の村上選手の勇気ある選択(最終戦でトップを取りに行くという選択は本当に辛い決断だったと思います。)を機にTwitter上でも活発に議論がされていい方向に進みそうな気配がしています。

賞金を素点によって分配しようとか、最終戦のトップには別途賞金ボーナスをつけようとか意見がたくさん出ています。

例えば多井プロなんかは

このような提言をしていますね。

「システム」として目無し問題が解消されて選手に批判の矛先が向かわなくなることはとても素晴らしいことだと思います。

この調子で、議論を深めて行けば今よりもいいシステムになるのはそう遠くはなさそうです。

システムに関しては有識者がたくさんいるのでそちらに任せるとして、

私はこの問題で一番大切なことがあると思ってます。

それは麻雀のゲームとしての美しさです。

美しさ?何その曖昧なものと言われそうですが私はめちゃくちゃ大事だと思っています。

目無しの問題って、麻雀に限ったことではなくスポーツなんかでも起こったりします。例えば野球で優勝が実質不可能なチームと、優勝争いをしているチームが対戦することだってあります。

麻雀は四人で対戦するゲームなので他の競技とは一線を画す部分はあると思うのですが、目無しの問題自体は麻雀以外でも起こり得ます。

さて、ここで考えなければいけないのは麻雀ってのは本来どういうゲームかってことだと思うんです。

スポーツでもなんでも、目無しだろうがなんだろうが、競技やゲームの本質って目の前の試合で全力を尽くして勝ちに行くことだと思うんですよね。

それが、優勝の可能性があるとか無いとか、賞金がどうとかではなくて、ベストを尽くす。ここに競技やゲームとしての美しさがあると思うのです。

今回の件で言うと、確かに村上選手は賞金も貰えませんし、チームとしての順位も変わらないのでその点に関しては意味がないと言ってもいいのかもしれません。

でも、村上選手は目の前の試合を全力で勝ちに行った。美しいじゃないですか。かっこいいじゃないですか。

そして、その全力の村上選手に対して、優勝を争う3チームがこれまた全力で応えた。

これこそ素晴らしいことだと思うんです。

確かにシステムを作れば、あがりに行く理由が出来ますし、トップを狙う理由もできます。

かなり大事なことですし、すぐにやった方がいいでしょう。

でも、例えばなんですが、有給は法律で決まってるから取らせなきゃ!と言う会社よりも有給はとって当たり前だよねとみんなが思ってる会社の方が私は素晴らしいと思うんです。

同じように、

「当然あがるよね!だって賞金が違うんだし。」

とかよりも

「当然あがるよねだって麻雀だもん。」

と思ってくれる人が増えることが麻雀の世界において大切なんじゃないかなと。

だから、Mリーガーやプロの人にはシステムに関する提言もいいんですが

まずは、「全力で勝ちに行くのが麻雀。村上選手の選択は最善の選択だ。おかげで最高のファイナルになった。」ってことを伝えて欲しいです。

色々な考え方があるとか、納得しない人もいるかもしれないとかそういう予防線を張った言葉はいらないです。

麻雀のゲームとしての美しさ、競技としての美しさ、そしてそれを体現した今回の最終戦の美しさ。

麻雀を愛している私はこのことを伝えて欲しいと切に願います。

Mリーガーがやるべきことってそう言うことを伝えることだとも思うのです。

最後に、

競技としては村上選手の選択は正しいのかもしれないけど、エンタメとして、興業としてはダメって意見も聞きました。

確かに、今の価値観だとそう思う人がいてもおかしくないでしょう。

でも価値観は変わります。

モロヒッカケが汚いと言われる時代がありました。ポンチーしての1000点はみっともないと言われる時代もありました。

今は違いますよね。

目無しがあがるのは興醒めだと言われる時代がありました。

そんな時代が次は来ることを願いつつ、勇気ある選択をした村上選手に敬意を表してこの記事を終わりにしたいと思います。

さよならわせりん。








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