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【待てない男女#5】風タイプ、土タイプ、あなたはどっち?

「結婚したら一丁上がり」。そんな恋愛結婚レースに巻き込まれ、「早く結婚しなくちゃ」と焦りだす女性たち……。

でもそもそも、なぜ結婚する必要があるの?

そんな疑問から、もとくらで「TSUGI」やものづくりにまつわる記事を書いてくれている、中條美咲さんと編集部・立花で、現代を生きる男女の生態を暴く「待てない男女」という連載を始めます。

5回目となる今回は、他者へ注がれる愛の行方(!?)について。

第一回:【待てない男女】そもそもみんな恋愛したい?結婚したい?【プロローグ】
第二回:【待てない男女#2】結婚する必要ってありますか?
第三回:【待てない男女#3】もっとも大切にすべき“パートナー”とは
第四回:【待てない男女#4】自分を好きになれる男、好きになれない女

立花 愛情を誰かに与えることが自分を好きになることにもつながるのかもしれませんね……。「自分が自分を好きなら、それでいい」に収まりきらなくなってくるというか。

そういう意味で“パートナー”は必要なのかもしれません。

中條 立花さんは他者に対して、愛情を注ぎたいという欲求、感じますか?

立花 それは、最近芽生えました!

中條 おお! 最近(笑)?

立花 最近というか、今年、ですね。

中條 どんな変化があったのですか?

立花 何をするにつけても「誰かのために」という感覚が希薄だったんです。薄情者みたいですけど(笑)。とにかく自分がやりたいかどうか、満足できるかどうかが重要でした。

でも、それって主体性や積極性があるように見えて、どろどろの自己否定と他者依存の裏返しで、底なしの焦燥感みたいなものだったんです。

中條 底なしの焦燥感……つまり、どういうこと?

立花 自分がやりたいと思って始めたことなのに、それができているかどうかの評価は他人からどう見られているかで決まっていたんです。だから何をするにつけても、自主的に始めたはずなのにいつまでも満足できないし、「もっとやらなきゃ」「まだいける」とお尻を叩き続けていました。

ただ今年に入って、やっと、ゆっくりとですが自分を労われるようになってきたからか周りのことを見る余裕が出てきて「あなたのために」という気持ちが芽生えてきた、という感じです。

中條 どうして自分を労われるようになってきたんですか?

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